久々にやってしまった!
07年01月12日
No.303
昨日というより今日午前2時ころ、締め切りが迫っている憲法改正問題講座の原稿を書き上げた。今回のは歴史的な部分が多かったので年代などを調べる必要があったのでけっこう時間がかかった。やれやれということで居間にいってお茶を飲んだり軽い物をつまんだりして、部屋に帰えるとPCがやけにスッキリとしていた。隅っこの方に「今日の更新をしました」とかいう普段見たことがない小さい囲みが出ていた。しばらくして気がついた。やってしまった! 飛ばしてしまった、のだと……。
深夜2時過ぎである。Webマスターに電話する訳にもいかない。いま使っているPCをもらった人に電話することもできない。いろいろやってみたが、ウンでもスンでもない。いったんコンピュータに入力したものは本当に無くなってしまうことはないのだと聞く。だからこそ秘密漏洩の問題が起こるのだという.。しかし、こうなったらいまの私にはどうにもならない。完全にお手上げである。コンピュータを始めたころはよくやったが、最近飛ばしたことはなかった。久々に単純な悲しさと情けなさに襲われた。
覆水盆に還らずだ。いざぎよく諦めてまた書くことにした。幸いにも書き出しの部分は残っていた。全体の3分の1にはなる。いざぎよく諦めたのが良かったのだろうか、私はこれで良かったのだと思いながらタイピングした。書き上げた原稿は年代や条文などを確かめるために本やインターネットで確認しながら書いたので、いささか勢いに欠けていた。だいたいの流れは頭の中に入っているので、年代などは後で入れることにして一気に書き上げた。読み返してみると後で書いた方が明らかに良い。世の中、本当に無駄なことというのはないのだ。素直にそう思えた。森鴎外というべきか小堀杏奴というべきかは定かではないが「なんでもない事が楽しいやうでなくてはいけない」を改めて噛みしめた(永田町徒然草No.288参照笑)。
そんな訳で昨夜は遅く、というより今朝早くに寝た。朝イチの電話で起こされてしまったので、まだあまり爽快ではない。Webマスターにこのことを報告したが、やはりダメだった。書いている途中でちょっと筆が止まったとき、CtrlとSを一緒に押すクセをつけるといいですよといわれた。こうすると保存されるのだという。。私はいつも画面左上のファイルの「上書き保存」をクリックしていた。いわれてみれば上書き保存の横にはCtrl+Sとある。コンピュータ教室ではないのでどっちでもいいのだが、以上を要すれば基本動作を忘れるなということである。これは何をするにつけてもいえることだ。
それでは、また。