表彰式の楽しみ
08年08月16日
No.902
1945年8月15日のことは、映画やドキュメントなどでよく見る。その日はとても暑い日だったという。カンカン照りだったようだ。カンカン照りの太陽の下で、国民は玉音放送を聴いた。2008年の8月15日の東京も暑かった。気象情報では夕立がくるらしいとあったが、東京では結局こなかった。
私は一昨日の夜に帰京した。お墓掃除とお墓参りは無事に済ませた。ちょっとした野暮用ができたので、帰京することにした。休み中に校正をしなければならない原稿が二つあった。持参して出かけたパソコンにメールで送られてきたが、プリントアウトをした上で朱を入れたかったのだ。わざわざ帰京しなくてもできるのだろうが、他にも私用ができたのだ。
昨日の東京は、“猛暑日”であった。“猛暑日”という言葉を聞いただけで暑苦しくなってしまう。家でジッとしているだけも暑い。こういう日には冷房の効いた雀荘で麻雀をするのが利口だろうと考え、馴染みの雀荘に出かけた。同じ考えの友だちもきていた。正午過ぎから夜遅くまで冷房の効いた所で楽しく麻雀に興じた。勝ち負けは問題でない。猛暑をやり過ごせればそれで良いのだ。無欲で打ったのが功を奏したのか、食事代くらい勝った。上出来である。
北京オリンピックをライブで観ることはほとんどない。柔道と水泳はほぼ終わりつつあるようである。北島康介の二冠は立派であった。北島選手のお父さんかお爺ちゃんは、私の選挙区であった上越市の出身だそうだ。上越市の“中の俣”という集落である。平地がほとんどの上越市の山間の集落である。交通の便の悪い所だが、私は選挙の際は必ず個人演説会を行った。熱心な私の支持者がいたからである。
今日はいよいよ男子100メートル競走の決勝戦があるという。これだけはぜひ観たい。オリンピックはやはり陸上競技が面白い。単純かつ素朴で力強いところが好きである。そもそも古代オリンピックには、水泳も柔道もなかった。陸上競技になると圧倒的強さを発揮する黒人選手だが、水泳競技で黒人選手はほとんど見ることができない。いつになったら水泳でも黒人選手が金メダルをとるのを見られるのだろうか。
北京オリンピックのひとつの見物(みもの)は、表彰セレモニーにおける若い女性の服装である。最初は洋風のドレスのように見えるが、間違いなく中国風のドレスである。それぞれの競技ごとに色やデザインが異なる。私は今回の表彰式で着られている中国風のドレスが世界中の女性に着られるようになる気がする。このように北京オリンピックをやる中で、中国では新しいものがいろいろと生まれているのであろう。私は素直に喜びたい。
それでは、また。