とりあえずの一筆啓上。
08年05月01日
No.792
昨日は、永田町徒然草に書いたとおり午前9時30分国会に行った。そして午後6時半からの福田首相の記者会見を見終えるまで、国会にいた。結論からいえば、やはり30兆円の強奪が行われた現場にいたことは良かった。現場に立つといろいろなものが見える。正直にいって、見たくないことまで嫌でも見せ付けられる。政治は現実のものだ。嫌なことでもそれが現実であれば見なければならない。昨日現場で実際に見たことは、やはり貴重であった。国会に行ったことは無駄ではなかった。
そして福田首相の記者会見を見た後、正直いって徒労感がした。それはきっと私だけではないと思う。道路特定財源の暫定税率を何とか復活させないように真剣に考え行動をしてきた者にとっては共通の想いだと思う。この4ヶ月間、私はWebサイトを通じて一所懸命に反対してきた。昨日の結果は残念ながら私にとって納得のいくものではなかった。しかし、私は現職の国会議員でないのだから、できることには限界がある。だが私はいまの自分としてできることを力一杯やったという自負はある。
白川が国会に行って見届けたものは何なのか知りたいと思う読者が多いとは思ったが、私も生身の人間である。昨日現場で思ったことを書き出せば、あまりにも多すぎるし、深刻である。とても一回では書き切れないと思った。急いで生煮えのことを書き殴るより、割り切れない想いをもっている方々からも考えてもらいながら、追々と書き進めていこうと考えた。私は私のWeb活動を評価し励ましてくれた先輩と一杯呑みながら、少し自分を癒そうと思った。そして、いま帰ったところである。正直いって、少し酔っている。今日はグッスリと休み、明日からまた書き進めていこうと思う。
私は私の考えを押し付けるつもりはない。いまは今回の行動や現象をそれぞれの立場で考えてもらいたいと思う。今回の動きがどうも腑に落ちないと考えている人々に、私はこう考えるということは、結果として私の考えを押し付けることになりかねない。いま必要なことは、それぞれがそれぞれの立場で考えることが大切なのである。例によって今回の件に関する私の総括や批判は、かなり辛辣なものとなろう。きっと誰も指摘しないこともいうであろう。それは政治的出来事を政治的に総括するとはどういうことなのか、参考になると思う。しかし、その前にそれぞれがそれぞれの立場で総括や批判することが必要なのだ。その中からさまざまな進歩が生まれる。私は悲観も楽観もしていない!
それでは、また。