“裏日本”の冬
08年02月15日
No.709
昨日も日本列島は完全な冬型の気候であった。北日本と日本海側の地域では雪が降ったようである。雪だるまマークがずらりと並んでいた。完全な西高東低の日は、関東地域は決まってすごく良い天気となる。昨日私は念のために軍手をもって出かけた。しかし、あれだけ天気が良いと気持ちも気温もあまり寒いという気持ちにならない。太陽光発電装置があれば、かなり発電できるのではないだろうか。
私が育った新潟県の冬は違う。雪の日が多く、からりと晴れる日はきわめて少ない。お日様が見えないとやはり寒い。積雪があると気温は上がらない。総じていえば、日本海側の冬は厳しいのである。東京の晴れた日の日向(ひなた)と日陰の違いと思ってもらえばよい。かつては、“裏日本”という表現があった。気候に関していえば、私には“日本海側の地域”といわれるより、“裏日本”という方がピンとくるのである(笑)。
雪国の冬は厳しい。その厳しい地域でも太古の昔から人々は逞しくしっかりと生き抜いてきた。この気候の違いは、当然のこととしていろいろな面に影響を与えてきた。それはとても一口でいえるほど単純ではない。しかし、雪国の冬には、雪国だけがもっている素晴らしいところもある。そのひとつが純白の銀世界だ、と私は思っている。純白の銀世界は、厳しいが、美しい。無垢である。私の政治的生き方はちょっと特殊であるが、多分このことが大きく関係していると思っている(笑)。
それにしてもこれだけ本格的な冬の寒さがくると、地球温暖化ということがピンと感じられなくなる(笑)。しかし、これと地球温暖化問題はまったく違う問題だという。どう違うのか専門家からぜひ教えてもらいたい。具体的問題をとらえて、その都度しっかりと教えてもらわないと私たちは問題を正しく理解することができないのである。私が具体的事件や出来事をとらえて、けっこう七面倒くさいことをいうのは、自由主義の政治理念を正しく理解してもらいたいと願うからである。
それでは、また。