デジカメを購入
06年12月17日
No.279
写真を掲載するコーナーに「即写寸言」というキャッチをつけたところ、Webマスターから「流石ですね」と褒められた。豚もおだてりゃ気に登るという。今日思い切ってWebマスターが指定したデジカメを買ってきた。NikonのCOOLPIX S10である。私のWebマスターはもともと写真家で、写真となると特にうるさい。私の活動している写真をWebサイトに掲載するために秘書がデジカメで撮って送っていたが、ずいぶん怒られていた。しかし、今度は私が撮りこれを送らなければならない。さっそく取扱説明書を恐るおそる開いてみた。
デジカメを買うのは今度で4回目である。その時その時でそれなりの最新鋭のデジカメを買ったつもりであるが、3回とも選挙で破れ事務所を移転する時になくなった。このことをWebマスターに話したところ、「それはひどいですねぇー」といった。「それが落城というものですよ」と私は答えた。そういうものであり、私は何とも思っていない。無くなった当時はそう思っていたので何とも感じなかったが、いまの身でこの出費は痛い。しかし、「即写寸言」というコーナーをもう作ってしまったのであるから、仕方がない。デジカメがなければこのコーナーだけはどうにもならない。看板に偽りがあることになる。それは私の一番きらいなことである。
取扱説明書はかなり良くできているようだ。その証拠に午後4時ころ、近くの明治神宮外苑に行って、数枚の写真を撮ってきた。何とか撮れた。SDカードが入れてなかったので、10数枚撮ると、「メモリーの残量がありません」との表示がでたので削除しようとしたが、説明書を持ってこなかったので近くにいた若い人に聴いたら直ぐに教えてくれた。数10枚撮った内、いい物が10枚くらい残った。これから今後処理しなければならないことを説明書で勉強しなければならない。ただ日付が2004年9月1日となっていた。これはWebマスターといえどもきっと修正できまい。まあ、愛嬌というものか。
こんなことで明治神宮外苑の銀杏並木をぶらついているとき、二組の写真を撮ってあげた。最初は可愛い女の子を撮ろうとしていた若いお母さんがいたので撮ってあげた。あまりにも可愛いのでお嬢ちゃんの年齢を訊いたところ、4歳だという。最近の子供は栄養がいいせいかとても4歳には見えなかった。私も撮ってもらった。自分を写すことなどまったく考えていなかったので、また職務質問されかねない姿のいでたちである。ひょっとすると掲載することになるかもしれない。次に撮ってあげたのは、若い夫婦と二人の子供の写真である。お父さんと子供の写真をお母さんが撮ろうとしていたので、「撮ってあげましょうか」と声をかけたところ嬉しそうに応えてくれた。きっとこの両親も誰かに撮ってもらいたかったのであろう。外国に行った時など、私もそう思ったことが何度もある。だからこういう場面を見つけると私はできるだけ写真を撮ってあげることにしている。
今日、東京はいい天気であった。しかし、北日本や新潟県は今夜は雪だと気象情報でいっていた。それもかなり降りそうだといっていた。こういうニュースを聞くと、もう冬なんだなぁと感ずる。おまけに今日は12月も17日だ。師走でもある。だが天下の浪人にはそんなことは何の関係もない。穏やかな1日が過ぎていくだけである。ただ今日も不愉快なことがあった。朝の恒例の政治3番組である。「報道2001」「日曜討論」「サンプロ」である。ただ昨晩も午前5時ころまで起きていたので、3番組とも飛びとびにしか見ていない。放送の公平性ということを知っているプロにいわせれば、ひどいことこの上がない代物であった。しかし、全部をちゃんと見ていた訳ではないので、今日のところは論評を控える。森田実氏は、「マスコミを信用してはならない――日本のマスコミは政治権力と合体し国民を支配し圧迫する凶器と化した」と42回にわたり批判しているが、本当にその通りだ。いつか、気合を入れて書くことにする。
それでは、また。