Because it is there.
08年01月13日
No.675
永田町徒然草を毎日更新するという“行”をやめてからもう1ヶ月以上経つ。お正月に十日町市に行ったとき、青年部の幹部から「その後も続いていますね」といわれた。実は私もその後も結構続いているなぁと思っているのである。しかし、別に意地になって続けている訳でもない。だからupdateの時刻もかなりいい加減になっている筈だ。その後もなぜ続いているかといえば、ちょっとキザになるが“ Because it is there.”(「そこに山があるから」)ということか・・・・・(笑)。
「そこに山があるから」という言葉は多くの人が知っているだろう。私はエベレストに初登頂した人の言葉だと思っていた。エベレストに初登頂した人は確かヒラリーという人だったという記憶がある。そうすると「そこに山があるから」といったのはヒラリーということになる。元旦が過ぎたころ、実は特に書くことがないときの閑ネタとして使おうと思って調べたところ、「そこに山があるから」といったのは実はヒラリーではない。“ Because it is there.”といったのは、ジョージ・マロリー(George Herbert Leigh Mallory、1886年6月18日 - 1924年6月8日、登山家 イギリス人)なのである。
しかし、エベレストの初登頂に成功したのは、ヒラリーという記憶が私にはあった。アメリカの大統領選で毎日のようにヒラリーという名前が目に入ってくる。Wekipediaの前記記事には、初登頂した人物の記載はなかった。ヒラリー、ヒラリーと聞くとなんとなくエベレストに初登頂した男という記憶が蘇るのだが、子供ではないのであえて確かめることもしなかった。そうしたら昨日エドモンド・ヒラリー(Sir Edmund Hillary)死すというニュースに接した。やはり私の記憶は間違いではなかった。ヒラリーがエベレストの初登頂に成功したのは1953年5月29日であった。私が小学2年生ということになる。この頃は、そういうことに興味あるものである。またこの頃に憶えたものはなかなか忘れないものである。
さて本題に戻る。私が大原則をやめてからも結果として永田町徒然草を毎日更新しているのは、毎日書かなければならないことがあるからである。自公“合体”政権は、実にまぁ、こうもいろいろなことをやってくれるものである。だから私も休む訳にもゆかない。それが最大の理由である。もうひとつの理由は多くの人々が私のサイトにアクセスしてくれるからである。そういう方々は、ニュースや報道番組をみて“どこかおかしい”と思うのだろう。白川なら別のことをいっているかもしれないと思ってアクセスするのだと思う。そうするとその期待には応えなければならない。私がその時々のニュースにこだわるのは、そういう理由からである。
“ Because it is there.”(そこに山があるから)。私にとってのitは、自公“合体”政権である。もうひとつはそれと戦おうとしている人たちである。そうするとitではなくtheyなのかもしれないが、“ Because they are there.”ということになる。それでは語呂がよくない。「そこに山があるから」という名訳をした藤木九三氏には申し訳ないが、私の気持ちは「そこに山があるから“さ”」という気分・気持ちである。征服できるのもそんなに先のことではないと思っているからである。これからも永田町徒然草のご愛読をお願いする次第である。
それでは、また。