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森田実氏にお会いしました!

06年12月04日

No.267

昨日、久しぶりに森田実氏にお会いすることができた。7年ぶりだった。……こう書き出すと、この永田町徒然草もだんだんブログ調になってきた。この1週間は毎日書いて来た。11月27日などはご丁寧に2回も書いている。しかし、私は自分の日記を公開するつもりはない。たまたま自分で更新できるようになったのが痛快だったのと、いいたいことがこの1週間続いたからある。できるだけ毎日更新をしたいとは思うが、それはあくまで結果である。日記と違って毎日書くことそれ自体に意義があるとは思っていない。ところでblogと英和辞典で引いてみたのだが、残念ながらなかった。

それはそれとして、私が森田実氏にお会いしたいと思ったのは、森田氏のWebサイトを毎日みて、共鳴することが多かったからである。あちこちで講演しているようなので、都内か首都圏で講演する機会があったら直接拝聴したいので教えてほしいとメールをしたのである。さっそくメールで、12月3日千葉市で講演するとの連絡が入ったので出かけたのである。私が森田氏にあったのは、1999年ころ自民党が公明党との連立方針を打ち出し、仲間とともにこれを阻止しようと活発に活動していた時である。だからもう7年前になる。その時の非常に真摯かつ紳士的な対応が忘れなれなくて、今回メールを出したのである。

講演会の主催は「憲法9条を世界へ未来へ 千葉県委員会」で、森田氏の演題は「憲法が危ない!日本の未来を切り開く」だった。会場は千葉県教育会館303号室、定員は150名くらいであったが満席であった。森田氏をテレビではよく見てきたが、講演を聴くのは初めてである。最近のWebサイトを観ているとかなり激しい言辞の演説と思っていたのだが、諄々と諭すような口調の講演であった。例によって、ノートを取らないのでこれを紹介するはできないし、本稿の目的でもない。1時間半に及ぶ講演は、森田氏の見識を披瀝するに十分なものであったし、説得力あるものだった。

ただ二つのことだけ紹介しておこう。今回の郵政造反議員の復党の目的は、憲法59条2項のいわゆる3分の2条項を発動するために必要だからだと森田氏は指摘した。マスコミはこのことを知っているはずなのに全然触れない、これはこのことをあえて国民に隠そうとしているとしかいいようがないと批判した。私も2回にわたって復党問題を論じたが、不明にして一言も触れなかった。弁解ではないが、すでに自民党と公明党で衆議院の3分の2の議席を擁していることは知っていた。だからその目的のためには必要ないと思っていた。しかし、現在の議席では3分の2をほんの数名しか超えておらず、病気などで足りないことも十分考えられるので11名を補充する必要があるというのだ。それはその通りだ。さすがに鋭い指摘だ。私は自らの不明を恥じた。もうひとつは、「私はもう74歳だ」ということであった。私は70歳くらいと思っていたので、正直いって驚きであった。61歳の私がふざけている訳にはいかない。

講演終了後、森田氏は著書を買ってくれた人にサインをしていた。私も『小泉政治全面批判』(日本評論社刊)と『アメリカに食い尽くされる日本』(森田実氏と副島隆彦氏の対談集――日本文芸社刊)を買ったが、あえてサインはして貰わなかった。サインを済ませ、主催者との打合せも終えた森田氏は、待っていた私のところに来て「車で来ているので、一緒に帰りませんか」と誘って下さった。私は電車で来ていたので、願ったり叶ったりだった。森田氏のご子息が運転する車に乗せてもらった。昨日も小春日和の日曜日であった。そのせいであろうか道路はかなり混んでいて、私の住んでいる所まで送ってもらったのだが2時間近くかかった。着いた時にはもう日はすっかり暮れていた。

とうことで、幸いにも車中で2時間もじっくりお話を聴くことができた。またけっこう私も話した。森田氏に話したかったことがいっぱいあったからだ。話題は多岐にわたるし、森田氏しか知らないいろいろな情報を教えてもらった。とてもここでは書けない貴重なものがいっぱいあった。ただひとつだけ意外だったのは、森田氏自身はWebサイトの原稿を自分でタイピングしてないということであった。毎日あれだけ多くのものをupdateしているので、てっきり森田氏が直接打っているとばかり私は思っていたのである。目の具合で書いたものをスタッフにタイピングしてもらうとのこと。Webサイトに掲載するものは、毎日書いている分量のほんの一部なのだそうだ。雑誌や著書の原稿を毎日相当書いているのだという。

講演のために全国をとび回っていることはWebサイトで伺えるので、74歳ということを知った私はあまり無理をしないで頂きたいといったところ、それは全然苦にならないのだそうだ。気分転換になるし、移動している時にいろんなことを考えるのが楽しく、またおおぜいの人に向かって話すことによりパワーを貰えるのだという。そうであるのなら心配ない、私は安心した。人は好きなことをするのが一番体にいいのだ。森田氏は、政治的にいって現在の日本にとってきわめて大切な存在である。壮健で活躍してもらわなければならない。わざわざ自宅まで送っていただいたことを謝して森田氏と別れた。千葉まで行った甲斐は十二分以上にあった。

今回は森田氏の話を直接聴きたかったのと、できればいろいろと話をしたかったので千葉市まで出かけた。しかし、私はこれからいろんな会に出かけるつもりである。インターネットやテレビで見たり聞いたりするのと、実際の話を聴くのは別物であるからだ。またその集会の状況も大事な要素だ。インターネット・サーフィンなどで政治的な会合を見て参加することが可能だったら、ぜひ実際に行ってみることをお勧めする。自分としても得ることが必ずあると思うし、こういう会に参加することは主催者をおおいに勇気付けることになるからである。またこれにより新しい連帯が生れるかもしれない。いまわが国には、それが必要なのだ。

それでは、また。

Webmaster補足
blogというネット用語は、「"WebをLogする"という意味でWeblog」です。詳しくはWikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/Blog を御覧ください。

  • 06年12月04日 02時21分AM 掲載
  • 分類: 1.徒然

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