世界陸上はじまる!
07年08月25日
No.529
昨夜、日本テレビ系列で、“終戦記念特別ドラマ・真実の手記 BC級戦犯 加藤哲太郎「私は貝になりたい」”が放送された。これは加藤哲太郎の伝記ドラマであり、永田町徒然草No.527で紹介したTBS・橋本忍のものとの直接の関係はない。そのことはあらかじめ知っていたので、フランキー堺のものとは違った興味をもって観た。主演は中村獅童であった。
このドラマのあらすじをここで紹介するのはやめる。加藤哲太郎の伝記ではあるが、若干のフィクションもあるという。最後までどうなるのか私は興味をもって観れた。ふたつのことだけをここで紹介しておこう。BC級戦犯として実際に死刑に処せられた人は約900人だったという。またBC級戦犯の逮捕に、わが国の官憲も協力したことが私にとっては意外であった。戦争の非情さを淡々と訴える作品だった。
大阪でいよいよ“世界陸上”がはじまった。いま男子マラソンをテレビで聞きながらこの永田町徒然草を書いている。いろいろなスポーツがあるが、陸上競技はなんといってもスポーツの原点である。オリンピックでも陸上競技は花形である。陸上競技にもいろいろなテクニックもあるようだが、しかし身体能力がなければどうにもならない。極めて単純だが、そこが面白い。私は陸上競技はすべてダメだった。ということは、身体能力がダメだということである(笑)。
世界陸上やオリンピックの陸上競技には、いつも必ずヒーローが現れる。結果は0.何秒とか数センチの違いがあるだけなのであるが、そこをめぐっての攻防・鍛錬が多くの人を感動させ、ヒーローやヒロインを生み出すのだろう。私はまったく見るだけだが、陸上競技は大好きである。世界陸上が終るまで、テレビでこれを楽しむことができる。しかし、この世界陸上がどうしてTBS系列だけの独占放映なのであろうか。私たちのNHKは、どうしてこれに参加しないのだろうか。
今日安倍首相がアセアン・インド歴訪から帰ってくる。そして27日には党・内閣の改造を行うという。これをめぐって自民党内が蠢いているが、多くの国民はどんな想いでこの騒動を見ているのだろうか。これほどドッチラケた改造は久しぶりのことである。しかし、まあ、いいだろう。結果をみて、論評することにする。改造人事にそわそわしている御仁もいるようだが、この馬鹿げた騒動が自公“合体”政権の墓穴を大きく深くしていることだけは間違いない。
それでは、また明日。