私の暑さ撃退法
07年08月13日
No.517
今日から新しい週がはじまるのであるが、東京では会社などはどうなのであろうか。全面的に休みという会社はないと思うが、多くの人たちが夏休みをとっていて半分くらい休みという感じのところが多いのではないだろうか。この前乗ったベテランのタクシーの運転手さんの話によると、東京の道路はガラガラになるのだという。正月よりもお盆のほうが道路は空くのだという。
とにかく連日暑い。先ほどみた気象情報によれば、今週いっぱい東京は“よい天気”だという。ということは、今週も連日暑いということである。お互いに暑い暑いとクドきあっていてもどうなるものでもない。そこで今日は私の暑さ克服術をご披露しよう。いつもいっているように私は炎天下、わざと散歩に出かける。それも長袖の運動着で確りと身を固めてである。この3日間これをやった。なぜ夏用の半袖や半ズボンの身なりでないのかというと、ひとつは汗をたっぷりと流したいからである。もうひとつは、紫外線を避けるためである。
昔はできるだけ太陽の陽ざしを浴びるようにいわれたものである。そうしないとクル病になるともいわれた。最近の医学では、できるだけ紫外線を浴びないようにいっているようである。私は皮膚が弱いので皮膚科の先生にかかることがあるが、その先生によれば紫外線は毒だと考えた方が良いとさえいっている。気象情報でも、わざわざ紫外線情報を流すくらいである。「今日は確りとした紫外線対策をして下さい」ということもある。最近気が付いたことだが、東京でも日傘を差して歩いている女性が多いということである。UVカットの化粧品もあるが、やはり日傘の方がよりよいのであろう。
順序が逆になってしまったが、なぜ長袖の運動着を着るのかというと汗をたっぷりと流したいからである。私の炎天下の散歩はダイエットのためである。昨年は今頃から始めて3ヶ月間で13キロの体重減に成功した。これは本当のことである。しかし、統一地方選と先の参議院選挙と本の出版で忙しかったために、体重がかなり増えてしまった。『いまリベラルが問う』にも“私の「健康生活」実践記”は収録されている。看板に偽りがあってはならない。5キロくらい絞らなければならないのである。たくさんの汗を流したからといって体重が減るというものではない。しかし、一時的であれ、間違いなく体重は減る。これが運動を続けようという励みになるのである。
もうひとつの効用はたくさんの汗を流すことにより新陳代謝がよくなるような気がする。これも当てずっぽうなので信用しない方がいい。だがたくさんの汗を流すと暑さに強い身体になることだけは体験的に自信をもっていえる。夏は暑いのでどうしても冷たいものをたくさん飲む。それなのにクーラーの効いたところにいたのでは水分過多になる。少し浮腫んだように状態になるのだろう。国会議員のころ、夏のはじめによく夏風邪をひいた。そんなことから炎天下の散歩をするようになったのだが、汗をたっぷり流すことにより身体は快調になり、暑さにも耐えやすい身体になることに気が付いたのだ。
いまのところこれといった本格的なバカンスに出かける予定はない。だから私の夏休みは、人がすこし少なくなった東京で炎天下の散歩を楽しむことにしたいと思っている。明治神宮や神宮外苑はいうに及ばず、ちょっと足をのばせば渋谷や新宿もある。そういうところを長袖のジャージーを着て散歩するのもなかなか乙なものである。小銭はもって出かけるが、財布はもっていかないので無駄な買い物をすることもない。まあ、いうならばちょっと大げさなウィンドウショッピングを楽しむという風情だ。つらくなったらクーラーの効いたカフェでシェィクかコーヒーフロウトをいただく。入店を拒否されたこともないし、職務質問をされたこともない(笑)。
最後に熱中症にはくれぐれもご注意下さい。私はウェストポシェットに200ccの水をペットボトル入れて出かける。少しでも喉が渇いたら少量の水をマメに飲むことが大切なのだという。今年は麦藁帽子を被って出かけている。昨年はゴルフで使った帽子を被っていたのだが、麦藁帽子の方がはるかに涼しいし、紫外線防止にもなる。スーパーで麦藁帽子は売っていなかった。近所の荒物屋ではちゃんと売っていた。スーパーはいわれるほど万能ではない。やはり昔ながらの八百屋さんとか荒物屋さんは大切なのである。だいいちスーパーにはない風情や情がある。こういうものをすべて切り捨てていったのが、商業の近代化だった。そしていま大型店同士が食い合っている。地域で頑張っている小さな店をできるだけ取り持ちたいものである。
それでは、また明日。