あまり順調でない連休初日
07年04月28日
No.409
いよいよゴールデン・ウィークである。晩春から初夏になる季節でもある。しかし、私の今年のゴールデン・ウィークは、締切りが迫った原稿が5本あり、執筆三昧(?)の連休となる。本来ならば今頃は北京にいる筈であったが、やむを得ない事情で取り止めとなってしまった。こういう連休を過ごすは、私だけではないようだ。あまりゴールデンな連休とはならない友人たちが誘いあって、昨日は久しぶりに麻雀をすることになった。
私には10数人の麻雀友だちがいる。みな相当な打ち手である。麻雀の腕はだいたい互角である。麻雀友だちというのはそういうものである。素人麻雀には段位はないが、やっているとだいたいの技量はお互いに判るのである。自分より明らかに技量が上の者と打っても勝てないものである。いつも負けていたのでは面白くないし、だいいち懐がもたない。中にはそれでもどうしても仲間になりたがる者はいるが、そういう人を私たちは“お客さん”という。お金に余裕があり、麻雀が好きなのである。少なくとも私は仲間内では“お客さん”とは思われてはいないであろう。しかし、恐れられる程の打ち手ではなくなった。かつては上手かった。半年間、1回も負けたことがないという記録がある。
かつて程お互い若くないので、最近は滅多に徹マンにはならないが、昨日は徹マンになってしまった。連休という気安さがあったのだろう。徹マンになるようだったら、昨日のうちに永田町徒然草を書いてセットしておくのだが、ちょっと予想外の展開になってしまったのでupdateが遅くなってしまった。今度麻雀をやる場合は、こういうこともあり得るので、予めセットしておこうと思う。麻雀は今日の午前10時ころに終った。メンバーのひとりにどうしても外せない予定があったからである。こういう事情がないと徹マンはなかなか終らないものである。私の成績は、チョイ勝ちであった。さすがにクタクタになった。馴染みの雀荘だったので、ソファで仮眠させもらった。
午後2時ころ仮眠から目覚めた。この雀荘で私がいつも食べている定番の“カレーそば”をとってもらった。そば屋のカレーというのは、だいたい旨いものである。そばのダシを入れてカレーを作るからだという。そのカレーのルーとそば屋のそばが一緒になっているのだから旨いのである。ちょっと疲れていたので、カレーそばに稲荷(油揚げ)を入れてもらった。本当に美味しいのである。こういう料理を作るところが、日本人の食の妙というものであろう。納得のいく食事をしたので元気が出てきた。外は良い天気であった。散策をしながら、懸案の美しい新緑の写真を撮ろうと思って外に出た。連休なので街はおおぜいの人でごった返していた。皆いつもの表情とは違う。日本全国、ゴールデン・ウィークが始まったのである。
通りの街路樹の欅が、綺麗に芽吹いていた。これだと思ってバッグからデジカメを取り出した。電源を入れたら、“レンズエラー”という初めてみる表示が出た。何のことかは判らない。例によってどこかを押せば何とかなるだろうと思っていろいろなボタンを押したが、ウンともスンとも動かないのである。普通のトラブルではないようである。幸いにもたまたま近くにこのデジカメを買った店があったので、そこに行くことにした。係りの者にみせると「これはメーカーにこのデジカメを預けて修理して貰うしかないですね」とアッサリといわれた。保証書があれば、もちろんタダとのこと。家に帰って確かめると保証書はチャンとあった。明日この保証書とデジカメをもってお店に行かなければならない。修理の要する日数は20日間前後という。しかし、連休をはさむので30日くらいはかかるという。
そんなことで、即写寸言の方はしばらくダメそうである。もっとも古いデジカメはある。いまはぜんぜん動かないが、電池を入れれば大丈夫かもしれない。また半年前に新調した携帯電話にはカメラ機能は付いている。これまで使ったことはないが、これに挑戦してみる良い機会である。災い転じて福となすの精神でやってみるつもりだ。そうすればいつもデジカメを持ち運んでいる必要もなくなるかもしれない。しかし、デジカメの方は何とかなるかもしれないが、これをコンピュータに取り込むことが簡単にできるか不安ではある。まあ、連休中の課題ということにしよう。
話はガラッと変わるが、私は占いの類は信じない。テレビなどで運勢占いを朝やっているところもあるが、あれはあえて見ないようにしている。今日は○○運が悪いなどといわれると、一日中何となく嫌な気がするからである。ところが、家内はいろいろな占いが好きなのである。私が旅行などに出かけようとするとそっちの方角は方位が良いとか悪いとかいう。
それで大喧嘩したこともある。これから出かける旅行は方位が良くないといわれたら、旅行をする者は気分が良い筈がない。「あなたが方位を信じるのは勝手だが、そういうことを他人にいうものではない」と強く詰ったことがある。だから最近はそういうことはいわない。かつて私の車のナンバーが4900というときがあった。私は気にしなかったが家内は秘書にいって強引にナンバーを変えさせた。今日の永田町徒然草は、No.409である。徹マンという不健康な生活をしたのもデジカメが壊れたのも、家内にいわせればこれと関係あるということになるのだろう。私は信じないが……。
それでは、また明日。