政治の有り様が、自分の考えと全く違ったものだったら、本当に幸せになれるのだろうか。
17年07月21日
No.1921
今週の初めに、防衛大臣は日報の存在を非公表とするのを了承したという報道が、各紙で流れた。最近では異例のことであるが、各紙が政府の複数関係者の情報源と言っているところを見ると、ほぼ間違いないと見てよい。テレビ各局の報道振りを見ていると、各局とも同じように見ている。それにつけても、この問題についても、稲田防衛大臣の表情はまるで死んでいるようだ。私に言わせれば、これだけでも稲田防衛大臣は即刻辞任すべきである。防衛大臣とは、そういう大臣なのだ。
それから少し遅れて、山本幸三地方創生大臣の獣医師政治連盟との会談録が、獣医師政治連盟から発表された。山本大臣は言多く反論しているが、誰も彼の弁解を信用していない。テレビの論評は、どこもそうだ。それが、普通の判断だ。安倍首相は、二人の筋の通らない弁明を根拠に「自分は加計問題に一切関与していない」と強弁するつもりなであろうが、それは、虚しい試みとなるであろう。止めた方が良い。
今日正午のNHKニュースでは公平を装って、国会審議で審議を明らかにして欲しいと言っていたが、いつまで安倍様のNHKを貫くつもりなのか。いい加減にせい、と言いたい。これを機会に、国民は、わが国のマスメディアのあり方を根底から見直す努力をしなければならない。これは、政治を
この土日の政治報道番組が、来週の予算委員会・閉会中審査について、どう報道するか。当日、野党がどういう追及ぶりを見せるかが、当面の政治の焦点だ。政治は、いつも動いている。国民の力で動かせるのだ。いや、動かしていかなければならないのだ。私は、いつもそういう考えで行動してきた。自分の住む国の政治の有り様が、自分の考えと全く違ったものだったら、私たちは本当に幸せになれるだろうか。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。