己を守るための戦い
15年04月04日
No.1742
久しぶりの、永田町徒然草である。更新が出来なかったのは、ひとつには体調である。季節の変わり目で、風邪を引いてしまったのだ。具体的にいうと「今日は“初夏並みの陽気”でしょう」と気象情報が言うので、正直ちょっと
風邪なのだから、書こうと思えば、出来なかった訳ではない。しかし、次々に大きな問題が起こってくる。どれも1回では済まず、2~3回分もある大きな問題ばかりだ。安倍首相の暴走は、文字通りファッショ的だが、世界の出来事もファッショ的である。世界中のネジが、アチコチで少し緩み始めているのかもしれない。世界的なファシズム !? それだけは、勘弁して貰いたい。
こんな時に、「あなたの行う行動がほとんど無意味だとしても、 それでもあなたは、それをやらなければならない。 それは、あなたが世界を変えるためではなく、 あなた自身が、世界によって変えられないようにするためです。」との文章に出会った。テレビ朝日『報道ステーション』のコメンテータから降板させられた、古賀茂明氏が紹介してくれたマホトマ・ガンジーの言葉である。
古賀茂明氏の言説は、どの分野のコメントであれ、どれも適切であり、その殆どを、私は支持してきた。このような有力なコメンテータが降板させられるのは、『報道ステーション』のためにも残念に思う。私は、古舘の『報道ステーション』をそれなりに評価してきたが、テレ朝も、安倍首相の軍門に下ったということか。古賀氏の最後の番組を私は見られなかったが、その後の『報道ステーション』は、なぜか“気の抜けた”ビールのよう雰囲気の番組に見える。
マスコミへの介入の元祖は、創価学会・公明党であった。自民党も、マスコミに対する不満はあったが、マスコミへ介入しようという傾向は、あまりなかった。これは、連立のパートナーである公明党にとっては、不思議だったのだと思う。自民党は、公明党に焚き付けられたのか、それとも公明党にノウハウを請うたのか、マスコミへの介入を始め出した。あり得ることである。しかし、安倍首相とその仲間のやり口は、稚拙である。彼らの能力は、この点でも落第である。
自公連立に反対した時から、私は創価学会・公明党によって、マスコミから徹底的に排除された。それは、私の政治活動にとって、大きな制約となった。私がインターネットを始めた理由は、ここにあった。だとしたら、もういちど原点に返って、コツコツとやるしかないか。私が世界を変えるためではなく、私自身が、世界によって変えられないようするために。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。