久しぶりに一言
15年02月11日
No.1736
最近、これまでのように永田町徒然草を更新していない。ひとつは、体調が悪いからである。風邪なのかインフルエンザなのか分からないが、かれこれ半月くらい、体調が不十分なのだ。まったく仕事ができないという状態でないので、最低限の仕事はこなしている。だから、白川勝彦法律事務所の仕事に差し障りはないのだが、それが終わると自宅に帰るようにしている。
こういう状態なので、ニュース報道はほとんど見ている。私の関心はもちろん、イスラム国関連のニュースである。また、これと関係する政府の動きも、私の関心事である。これらのニュース報道に接する度に感ずるのは、偏向した意図的な情報と報道があまりにも多いということである。筋の通った話をするなぁと思える人は、なぜか自然といなくなる。ある記事で読んだのだが、「中東ムラ」というものがあるらしい。福島原発事故の時も、そうだった。
数時間後に、ベラルーシ・ミンスクでウクライナ東部地域の紛争について、ドイツ・フランス・ウクライナ・ロシアの首脳会談が行われるという。停戦合意が実るよう、心から期待する。一方、イスラム国に対する戦争は、留まるところをしらない。アメリカ・ヨルダンだけでなく、ヨーロッパの国までもが“行け行けドンドン”。前号で紹介した「以徳報怨」など、どこ吹く風だ。安倍首相も、まるで好機到来と言わんばかりに、“行け行けドンドン”である。
世界中が、戦争に突入しようとしているように見える。戦争は、政治の最極限状況である。従って、政治の本質が、最もクリアに見えてくる。それだけに、この問題に触れると、中途半端では済まなくなるのだ。現在の体調では、この困難なテーマに踏み込む訳にはいかない。しかし、いま私が考えている原点は、永田町徒然草No.573「テロとの戦争!?」で既に論じている。ご覧いただければ、幸いである。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。