チャスラフスカの栄光と失意
15年01月02日
No.1728
NHK-BS1で「東京五輪の体操名花チャスラフスカが語る栄光と失意の50年」を見た。年末年始の番組の中で、この番組だけは見たと思っていた。前篇・後編合わせて約1時間40分くらいのドキュメント映像だったが、私は大きな感激・感動を禁じ得なかった。彼女が東京オリンピックで活躍したのは、リアルタイムで知っていた。その後のことも、多少は知っていたつもりだったが、この番組を見て、私は不明を恥じた。
ここで、この作品についてくだらない事を書くのは、控える。たぶん、NHKオンデマンドで見られると思うので、可能な方には、是非お薦めする。この作品の制作は、チェコの放送局だと思うが、なぜ、外国の放送局はこのような素晴らしいドキュメント作品を制作できるのであろうか。NHKが放映するのは評価するが、私は、NHKがこのようなドキュメント報道を制作できないことを、非常に残念に思っているのだ。
かつての日本は、映画・映像の制作について、トップレベルであった。しかし、今や昔のこと。これこそ、わが国の文化の崩壊を象徴している。大晦日の夜、NHKの『紅白歌合戦』を見ていて、私は気分が悪くなってしまった。兎に角、わが国の文化の現状は深刻である。吉田松陰を取り上げる大河ドラマが始まるようだが、萩は、安倍首相の選挙区そのものではないのか。かつてのNHKは、絶対にこんなことはしなかった筈だ。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。