文化の日に因んで。
14年11月01日
No.1700
11月最初の連休は、11月3日の文化の日に
政治とは、言葉を武器に闘う戦争である。政治は、言葉によって成り立つ。従って、政治家は言葉を練達に使う人士でなければならない。今週、衆議院予算委員会が開催され、それがテレビ中継された。それらを全部見るほど私は暇でないが、それにしても、お粗末な国会だった。昔の予算委員会は、もっと面白かった。これも、政治の劣化 ─ すなわち、文化の劣化を物語るものだ、と私は思っている。
戦争に敗れ、国富も失ったわが国は、文化を再興することにより、わが国の再建を誓った。それは、決して間違いではなかった。文化こそ、人間生活の基本だからである。豊かな社会には、必ず質の高い文化と文明がある。歴史を学べは、そんなことは自明の理である。まもなく戦後70年となるが、文化国家日本を目指してきたわが国が、世界に誇れる文化とはいったい何なのだろうか。この際、わが国が世界に誇れる文化とは何かを、問うてみる必要があるようだ。
わが国の文化の在り様を総括するとなると、それは大作業となる。今日一日の永田町徒然草では、無理である。ところで、週1ペースの永田町徒然草がNo.2000となるのには、6年が必要である。私の人生も、そんなに長くはないだろう。だから、これからの永田町徒然草は、わが国の文化の在り様を述べることも、一つのテーマにしたいと思っている。そうすれば、話題は幾らでもある。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。