白鵬の優勝!
07年03月26日
No.376
能登半島沖地震で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
私は白鵬のファンである。ようやく大関白鵬が優勝した。正直いって久々に嬉しいことであった。先週は、依然として風邪のためほとんど家にいた。だから先週は毎日テレビで大相撲の取組をみた。優勝争いも最後まで面白かったが、それ以外にも大相撲ファンとしては興味深い力士や取組が多かった。それらを書き始めると長くなるので省略する(写真は私のテレビ桟敷から優勝決定戦直前を撮影)。
ところで、先週は本当に已むを得ない場合以外、静かに家で休んだのだがなかなな良くならなかった。風邪とインフルエンザとどう違うのか知らないが、どうもこれは風邪ではなくインフルエンザだったのかもしれない。完全に治ったのかどうかまだ自信がないが、今日はどうしても出かけなければならない用事がある。今日は天気も良いようなので、またぶり返すことにならないように祈るのみである。もうそろそろ治ってもらわないと困るのである。元来、私は身体は丈夫の方なので、今回のように長い間体の調子が良くなったのは珍しい。やはり健康は値千金である。
さて、白鵬の優勝についてであるが、けっこう苦しい優勝であった。優勝というのは、そもそも苦しい試練を克服して初めて手にすることができる栄冠なのであろう。その優勝を2場所連続して成し遂げた大関が、初めて横綱の地位に就くことができるのである。白鵬が来場所その試練をのり超えて横綱になれるかどうかはまだ判らない。希望はするが、あまり期待し過ぎるとかえってダメになるので、今日は「優勝、そして結婚おめでとう」とだけいっておこう。
今場所、私にはもうひとつの興味があった。初日から2連敗した者が優勝したことは、今日のような優勝制度ができてから未だその記録がないというのである。もし朝青龍が優勝すれば、この記録を破ることになったのである。そうなる事態が、50％の確率で生まれることとなったのである。白鵬によって何とか防がれた。私は相撲に関しては保守なのかもしれない。あまり新記録が作られるのを私は好まない。角界には簡単に破られない記録として、双葉山の69連勝、大鵬の32回の幕内最高優勝、北の湖の横綱昇進最年少記録(21歳2ヶ月)の三つがあるという。私にいわせれば、大相撲ファンが破られてほしくない記録なのではないかと思っている。大鵬や北の湖をリアルタイムで観てきた者として、私もそう思っている。
ところで、政治の世界では、最近どんどんこれまでの記録が次々と塗り替えられている。郵政解散選挙や郵政造反議員の復党により、衆議院に3分の2を超える巨大与党の出現と安倍晋三氏の最年少での首相就任はこれまでになかったものである。いうならば新記録だ。歴代で初めてという記録が達成される時というものは、もっと感動的なものでなければならないと私は思っている。巨大与党を手に入れた小泉首相が用いた手法は、典型的な詐術であった。歴代で最も若い首相である安倍氏の時代認識は、恐ろしいほどのアナクロニズムである。だから、誰も新記録の誕生に感動を覚えないのであろう。辛うじてまだ望みはある。
それでは、また明日。
