処暑なり。
13年08月24日
No.1602
一昨日の夕立の後、東京は、とりあえず猛暑からは解放された。また暑い日はくるだろうが、8月もここまで来れば、暑さの先が見えてきた。私は6月生まれなのでだろうか、暑さには強い方だった。わざと、自分にそう言い聞かせていたのかもしれない。熱中症が随分と話題になったので、私も、無理をしないように気をつけた。それにしても、今年の暑さには参った。
今年の暑さは、もう先が見えてきたので良いとはいえ、今年限りの暑さであって欲しいものだ。毎年このような暑さが続くとしたら、私も、これまでの考えを少し変えなければならない。暑さと並んで、局地的豪雨(ゲリラ豪雨)が今年ほどあった夏は、珍しいのではないか。私はまだ、このゲリラ豪雨なるものを体験したことがない。子供の頃、猛烈な雨降りは体験したことがある。しかし、夏の暑さを持ち去ってくれる小気味のよい雨降りという記憶が、私にはある。
最近、天候や気象で何か変わったことがあると、直ぐに“地球温暖化が原因”という風潮がある。もし地球温暖化が既に現実のものとなっているのであれば、その対策は地球規模なものが必要となる。しかし、現状では、そのような世界的対策を打つ態勢は整っていない。だから、地球温暖化という言葉は安易に使わない方が良いと、私は思っているのだが…。
話はガラッと変わるが、イチローが日米通算4000本安打を達成した。日米通算というところに議論があるようだが、私はすごい記録だと思う。「私は8000回の悔しい思いをした」と、イチローは語っている。打てない球などないのだという気持ちで、イチローは打席に立つのだろう。だから、打てなかったことが悔しいのだし、だからこそ、あれだけのヒットを打てたのだろう。勝負師イチローの、面目躍如である。
これと反対に、福島第一原子力発電所の事故処理は、いったい何なのだ。原発事故を経験しているので、日本の原発はいちばん安全なのだという“おかしな理屈”を付けて、トップセールスに励んでいる安倍首相の言動は、どう考えても頓珍漢だ。汚染水の水漏れひとつを処理できなくて、どうして日本の技術が世界最高なのだろうか。もう少し、物事を冷静に考えなければならない。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。