永田町徒然草1600号に寄せて
13年08月18日
No.1601
今日は、日曜日である。炎天下という言葉があるが、今日はまさに、その炎天という形容が相応しい天気である。午前9時半ころ、タバコを買いに出かけた。昨晩ずっとモスクワ世界陸上を見ていたせいか、タバコがなくなったからである。日曜日の午前10時からは、連続テレビ小説『おしん』を見るのが私の楽しみ。途中でタバコが切れたら、大変なのだ(笑)。先週はお墓掃除をしていたので、これを見られなかった。
私が『おしん』を見るのは、この作品が優れているからである。もうひとつには、私の母が『おしん』をずっと見ていたからである。母は、明治39年生まれだ。母たちにとって、『おしん』は自分たちの体験をそのまま映していたからであろう。明治維新を成し遂げたものの、わが国は貧しかった。貧困の最大の原因は地主制度であり、小作農の生活は、本当に苦しかったのだ。戦後の農地解放が、わが国の農村を劇的に変えた。その劇的変化は、子供心にも鮮烈だと分かった。
いま、憲法改悪を唱えている安倍首相らは、農地解放を筆頭とする戦後の諸改革が、“昭和憲法”の制定と一体としてなされたことを、理解していないのであろう。昭和憲法を改悪することは、戦後の諸改革を否定することなのだ。中国や韓国が安倍首相の言動を捉えて、歴史認識が間違っているという。安倍首相らの憲法改悪発言は、明治憲法下において人権が蹂躙されたことに対する歴史的認識が欠如していると、断ぜざるを得ないのである。
ところで、夕方になって、さすがに“炎天”は少し治まってきたようである。今晩は世界陸上の最終日だが、昨日で私のお目当ての200mも終わった。ウサイン・ボルトの3連覇は見ることができた。大河ドラマ『八重の桜』を見たら、久しぶりに渋谷に出かけるつもりだ。そのころになれば、少しは暑さも治まっているだろう。
本題に入るが、昨日の永田町徒然草「猛暑の中で」で、通算1600号となった。もう国会議員でもないので、読者の参考になることを書けているか、あまり自信がない。しかし、半ば意地みたいなもので書いている。そんな永田町徒然草に、今日のような炎天下でも、多くの方々からアクセス頂いている。これからも真面目に書くので、宜しくお願いする次第である。
…気付けばもう、『八重の桜』が始まるところだ。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。