サプライズを期待
12年12月15日
No.1543
いよいよ今日で、衆議院議員総選挙が終わる。各政党と各候補者は、最後の力を尽くす。厳しい情勢を認識し、落選の結果を覚悟しながら、最後の訴えをする候補者も多くいることだろう。しかし、選挙の候補者は、最後の最後まで、全力を尽くさなければならない。本当の政治家にとって、一回こっきりの選挙だけというのは、稀であろう。今回の選挙の結果が仮にダメでも、次の選挙がある。その闘いぶりが、次の選挙に大きく影響するのだ。
これまで述べてきたように、私は、今回の選挙の最大の争点は、「自公民・談合の消費税の10%増税の是非」だと思っている。その考えは、いま現在でも変わっていないし、間違っていないと信じている。私はもちろん、反対の立場に立つ。そう考えている者にとって、諸般の情勢は、極めて厳しい ── 多分、それは間違いではないだろう。その原因は、前回の永田町徒然草No.1542「選挙は“水もの”!?」で述べたとおりである。因果応報は、選挙においても避けられない。
それにしても、マスコミの意図的な報道により、国民は多分に困惑させられている。しかし、あまりにも露骨な誘導報道に、賢明な国民は、マスコミの報道に疑問を感じつつある。インターネットによる情報も、以前に比べれば、かなり多くなっている。私は、これらの情報を駆使して、覚醒した国民がどのような投票行動をするか、に注目しているし、起きうる多くのサプライズにも期待している。そうでなければ、この世は闇だ。
それでは、また。