ゆったりとした休日
09年11月09日
No.1338
全国的に穏やかな日が続いているようだ。久しぶりにのんびりした週末を過ごすことができた。土曜日、午後4時頃には仕事が終わった。それからこの永田町徒然草を書き始めるまで、好きなように過ごした。時間を噛み締めるように私は休日を過ごした。
このところ間違いなく運動不足なので散歩に出た方が良いのだが、今回は止した。今回は好きなことだけをやろうと心に決めていたのだ。上映中の『沈まぬ太陽』を観た。3時間を超える大作だったが、正直いってあまり面白くなかった。原作が面白くないのか、それとも映画作りが悪いのかそれは分からないが、期待していたほど面白くなかった。『白い巨塔』などは本当に面白かったものだが…。
今回はマージャンをせずに家で寝ころんでいた。マージャンはそれなりに疲れるのだ。しかし、そう寝てばかりはいられない。そうするとどうしてもテレビをみることになる。どこか面白いものがないかと新聞のテレビ番組欄をみたのだが、これといったものはなかった。地上波の外にBS放送も見られるのでチャンネル数は随分とあるのだが、あまり面白いものを見ることはできない。
昨夜途中であったがみたNHKハイビジョン放送の最後の帰郷「旧満州」は印象深かった。満蒙開拓団として満州に渡った宮沢一家の5人が辿ったそれぞれの人生を追った番組であった。私の叔母の一人も満州に渡った。その叔母はまだ元気である。中国残留孤児は私の数歳前の子供たちが辿った運命であり、他人事ではないのだ。戦争体験はないが、戦争に翻弄された人々の人生を私たちの世代は知っている。だから私たちは絶対的に戦争反対なのである。
東京地方は今日もまだ穏やかな日が続くようである。しかし、日本経済の状況はすこぶる良くない。経済に対する思い切った対策を講じないと国民生活は酷いことになりそうだ。経済の専門家と称する人々がこれだけ多くいるのだから、それらの人々の英知を集めて何とかならんものか。鳩山内閣の経済政策の司令塔はいったい誰なのだろうか。経済の勉強をしてこなかったことを悔いる日々である…。
それでは、また。