嵐は過ぎ去る。
09年10月09日
No.1312
今日も台風にまつわる話である。東京都に関してはと言うべきか、私に関してはと言うべきか定かでないが、台風18号の被害はほとんどなかった。台風が通過した地域では大きな被害が発生した。改めて自然の威力を知らされた人々が多いのではないだろうか。昨日の午前中、テレビ・ラジオは台風に関するニュース報道をしていた。
その中で私がいちばん納得できたのは、台風に対する対策を聞かれたある専門家が、「台風の時は、外に出ないでじっとしていることが一番ですなんです。6時間もすれば台風は過ぎ去るのですから」と答えてたことであった。もちろんしっかりと戸締りをしてということなのであろうが…。
ところで新潟県の方向に向かっていたので、新潟県十日町市も台風に見舞われたと思って友人に電話した。ところが、大した風は吹かなかったという。拍子外れであった。テレビ画面で暴風域・強風域とされる地域にあっても、その全域で隈なく暴風・強風が吹いている訳じゃないらしい。
人はいろいろな分野で嵐に見舞われる。自民党はいま嵐に見舞われているようなものである。しかし、どんな嵐も必ず治まる。永久に続く嵐などない。ものの道理を知って、冷静に対処することが智慧ある者の生き方である。いっぽう民主党などは明らかにはしゃぎ過ぎである。いつまでも追い風が続く訳がない。もっと冷静に世の中の動きを見詰めなければならない。民主党の大臣諸侯には“戦々兢々として薄氷を踏む想いで”政権を担当するという謙虚さがない。いちばん難しいところを“脱官僚”と“マニフェスト”で事足れりとする。そんなものじゃない筈だ。
それでは、また。