私のゴールデン・ウィーク
09年05月06日
No.1157
私のゴールデン・ウィークは終わった。今日からいつものとおり仕事である。最近テレビなどはゴールデン・ウィークといわずに大型連休と呼んでいる。これも世相なのだろうか。わが国の経済状況は思わしくない。というより最悪だ。16日間休みの会社もあるというが、補助金を使っての、生産調整のための休暇である。とてもゴールデン・ウィーク(黄金週間)という気分にはならないのだろう。
今日から仕事という方が多いのだろう。ゴールデン・ウィーク前半は好天に恵まれた。しかし、後半はあまり天候に恵まれなかった。私は5月3~5日まで十日町市にいた。幸いにも天候は良かった。5日の午後には東京に向かった。指定席など取っていなかったが、往きもかえりも上越新幹線は座れた。ウトウトして大宮辺りで目が覚めたら、外はかなりの雨だった。
真っ直ぐ自宅に帰った。何かしようと思ったのだが、疲れのため結局は寝ていた。十日町で特別に何かをした訳ではない。友達と飲み、かつ山菜・イノシシ鍋などを食べた程度だ。たぶん日頃の疲れが噴出したのだろう。だったら眠れば良いと考えた。夜になって渋谷に出かけた。行きつけの雀荘を覗いた。マージャン三昧の連休という御仁もいた。私は少しやって自宅に帰った。
昨日(6日)も大半は寝ていた。テレビも面白いのをやっていなかった。昼ごはんを食べた後、テレビのチャンネルを回したら、“小さな駅で降りる~ー企業戦士の妻達の反乱~最後に残るのは家族”(テレビ東京 山田太一作、中村雅俊・樋口可南子出演)をやっていた。それなりに面白かった。午後7時半から『NHKスペシャル』「 新・報道プロジェクト“あすの日本”始動! 仕事・暮らし・老後…20年後はどうなるのか? 若者への投資で日本に希望を取り戻せ」を見た。
この番組はNHKが実施した1万人アンケートを基にいろいろな側面から日本が抱える問題を論じている。若い人たちが置かれている状況の深刻さを強調していた。私が毎日相談に与る相談者や依頼者の置かれている状況は、もっと深刻である。だから、弁護士に相談や依頼をしなければならないのだ。わが国は貧困との戦いを余儀なくされている。経済的貧困だけではない。“文化の貧困”とも戦わなければならない。
夕食は蕎麦を食べようと思って出かけたのだが、馴染みの蕎麦屋は休みであった。ラーメン屋に行って“ねぎラーメン”と“しそ餃子”を食べた。美味しかったが、重要なことに気がついた。食券を自動販売機で売っている店はあまり良くないということだ。私は食券で食べなければならない店はあまり好きではなかったが、その理由が判ったのだ。それは美味そうに食べていたお客が黙って店を出て行ったからであった。対面販売の良さをこういうお店は自ら失っているのである。惜しいことだ。
それでは、また。