“損をした感じ”がしない番組!?
08年07月11日
No.866
昨夜は木曜日だった。昨夜は白川勝彦法律事務所の月一回の定例食事会があった。しかし、私は特別のことがない限り『渡る世間は鬼ばかり』を観ることにしている。だから8時45分ころにはお開きにさせてもらい、家に帰った。急いで帰ったのだが、9時を過ぎてしまっていた。
ところがスィッチを入れるの女子バレーの試合を放映していた。アメリカ対日本の試合であった。フルセットで日本は負けてしまった。女子バレーを嫌いではないが、今回はそのために帰ってきたのではない。あくまでも“渡鬼”を観るためであった。なぜ“渡鬼”に私が拘るのかというと、そうしておきたいからである。なぜならば、いろいろなことに興味のある私は予定がないとつい羽目を外してしまうからである。私は羽目を外すことが全部悪いとは思っていないが、できればやはり真面目がいい。
ここで“渡鬼”の宣伝をするつもりはないが、“渡鬼”は少なくとも観て損をしたと思う番組ではない。昨日の“渡鬼”の出来は、なかなか良かった。羽目を外すのを控えてわざわざ帰ってきても損をしたと感じさせない番組だ。“渡鬼”には私と同じようにこれを楽しみにしているファンが多いのであろう。だから女子バレーくらいではお休みにすることはできないのであろう。“渡鬼”は30分遅れで始まった。おかげで最初のところは観れないと諦めていたのだが、全部観ることができた。
なぜこんなことを書いたというと、実は前から書きたいと思っていたことがあるのだ。観ても損をした感じがしない番組というのは、意外に少ないからである。ある番組を観るということは、他の番組をみれなくなるということである。他のことをやれる時間を放棄することになるのである。ある番組を観たために、他の番組をみれなくなったり、他のことをする時間をなくすることを私は“損をした”といっているのである。何10万人、何100万人がみるテレビ番組を放送するテレビ局に私が望みたいのは、この緊張をもって番組を作って欲しいということである。
ニュース報道番組は除外して具体的にちょっと述べる。“観て損をした感じ”がしない番組は本当に少ない。そもそも私は“渡鬼”のように定期的にみている番組がない。そもそも定期的に放送をされている番組をほとんど知らないのだ。だからたまたまチャンネルを合わせたとき、面白そうだと思った時にみる番組のことをいっているのである。白川勝彦法律事務所をオープンする前は、時間が沢山あったので結構いろんなものをみた。しかし、見はじめても最後までみる気がせず途中でチャンネルを回してしまう番組が多かった。
惰性かどうか知らないが、何となく観るようになった番組というのは、 “観て損をした感じ”がしない番組なのだろう。“渡鬼”もそういうときに観た番組だった。それ以来ファンとして私は“渡鬼”をみている。いまは放送されていないが、“はぐれ刑事 純情派”もそのひとつだ。“何でも鑑定団”も“観て損をした感じ”がしない番組のひとつだ。これはいまなお定期的に放送されている番組だが、わざわざ観ることはない。たまたまチャンネルが合ったとき観る番組である。
ブラブラしていた時に、けっこう観ていた番組もあった。その中にはいまなお放送しているものもあるのかもしれないが、“渡鬼”のように観ていないのはそれほど面白くなかったからであろう。もし放送が開始されたら“渡鬼”のようにわざわざ早く帰ってきてでも観たいのが、“八丁堀の七人”である。“必殺仕事人”も必ず観るであろうが、これを放送するのはもう無理なのだろう。まぁ、イチパチでときどきお目にかかるしかないのであろう(この部分はおおかたの読者には意味不明であろう。それでよいのだ。気にしないでもらいたい)。
くだらないようだが、旅モノは結構みる。私は旅行を趣味とする程ではないが、ときに旅に出ることもある。いろいろと調べて、綿密なスケジュールを立てて旅行をするタイプではない。ぶらり旅である。だから旅行物はけっこう好きなのである。クイズ番組も好きな方である。児玉清が司会をしているクイズ番組は時々みている。地方では見れないところが多いと思うが、テレビ東京の正午過ぎから外国映画は意外に“観て損をした感じ”がしないものが多い。ハリウッドの映像作成能力はやはり高い。というより、わが国の映像作成能力がお粗末過ぎるのだろう。NHKについては、稿を改めて述べることとする。
それでは、また。