defenseする者は誰か!?
09年03月29日
No.1125
今日は日曜日である。いつものとおり日曜定番の政治番組を見ている。本日の永田町徒然草にぜひ書きたいと思っていたことがあったのだが、これを書くとちょっと長くなる。また論旨を誤解なく展開するためには、正確を期さなければならない。昨夜からそれを認(したた)めようといたのだが、発表する段階には至っていない。私も少し疲れているのだろう。後日に回すこととする。
これからの政治番組では、当分の間、小沢事件・政治とカネ問題が必ず取り上げられるであろう。その中でも、自公“合体”体制側はここぞとばかり攻撃するであろう。しかし、これまでと違って民主党や野党には反撃する機会がある。“関係者と称されるモノ”がリークする情報が、洪水のように一方的にマスコミからタレ流されるこれまでの構図よりは少しはマシであろう。さぁ、民主党や野党の“腕の見せ所”だ。
政治資金規正法違反の刑事事件についても、本気で議論すると多くの問題点がある。この点について、私はこの間ほとんど論じてこなかった。逮捕起訴された公設第一秘書には弁護士が付いているのだし、民主党には弁護士出身の議員が沢山いるのだから、それくらいはチャンとやれよと思っていたからである。小沢事件の本質は、“検察を使って政敵を抹殺する”という卑劣な政治的犯罪”だと私は指摘し続けてきた。
この政治的犯罪の検察官は、自公“合体”体制の諸々の人々である。英語では、検察官をprosecutorという。prosecutuには、「起訴する、告発する」と同時に「遂行する」という意味もある。これに対峙する側を the defense という。弁護側という意味である。こう言えば分かり易いであろう。“検察を使って政敵を抹殺する”という卑劣な政治的犯罪”のdefenseは、いったい誰がやるのか。defense側のような振りをしてその実prosecutuしている者もかなりいる。だから、これからの闘いは難しい。
それでは、また。