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政治問題としての小沢事件の行方

09年03月23日

No.1119

いよいよ最後の週が来た。小沢氏の公設第一秘書の勾留期限が明日(2009年3月24日)満了する。検察官は小沢氏の公設第一秘書の起訴・不起訴を決めなければならない。処分保留のまま釈放ということもあり得るが、今回はまずないであろう。小沢氏や逮捕勾留された公設第一秘書にとって長い長い3週間であったであろうが、私にとってもこの3週間はけっこう長かった。

私が小沢事件・小沢問題について初めて触れたのは、2009年3月4日の永田町徒然草No.1100号「とんだ1100号を迎えた!?」であった。その中で「この問題は小沢氏に係る刑事事件だが、現実は政治問題である。小沢氏および民主党は、政治戦を展開しなければならないのだ。その場合、マスコミが自公“合体”政権に押さえられていることを忘れてはならない。いつも言っているように、自公“合体”体制はこれまでのどの政権よりもマスコミをシッカリと掌握しているのだ。その中核部隊はもちろん創価学会・公明党である。国民もこのことを念頭において、事態の推移を冷静に見る必要がある」と述べた。

私が指摘したとおり、マスコミは自公“合体”体制の僕としてその役割を遺憾なく発揮した。小沢事件が起ってからの麻生首相と自公“合体”政権は、急にハシャぎ始めた。事件直後に発表された世論調査は小沢氏や民主党に極めて厳しい結果であった。「小沢問題の本質は、“検察や警察を使って政敵を追い落す”という卑劣な行為である」と私が規定したのは、永田町徒然草No.1106「小沢問題の本質」であった。私のこの認識は正しかったと思っている。そして現在もこのことに変わりない。

「“検察や警察を使って政敵を追い落す”という卑劣な行為」が思惑通りに成功したかどうかは、定かではない。成功していると思われるところもある。しかし、当初ほど成功していないというところもある。刑事事件の方の成り行きはそんなに複雑でも難しくもないだろうが、“政治問題”としての小沢事件の成り行きは複雑だし、難しい。民主党の問題の捉え方と闘い方によって、事態はこれからも変化する。率直に言わせてもらうならば、小沢問題に対する民主党の闘い方は極めて稚拙だったと思う。

この間、小沢氏や民主党を守ってきたのは、民主党議員でもなければ民主党に好意的な素振りをしてきた政治評論家などではなかった。自公“合体”政権は好ましくないと考える多くの人々であった。その人たちはインターネットを使って闘ってきた。マスコミが自公“合体”体制に強く掌握されている以上、それは止むを得ないことであった。この点は、自公“合体”政権の思惑を外れていたであろう。このことを私は「平成海援隊 Discussion BBS政治議論室」にみることができる。小沢事件が起こってからこの掲示板へのアクセスは考えられないほど増えている。一度ご覧あれ!

それでは、また。

  • 09年03月23日 01時11分AM 掲載
  • 分類: 2.国内政治

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