内閣改造──地獄の一里塚
08年07月31日
No.886
昨日の東京は快晴であった。太陽は強く照りつけるのだが、なぜかいつもよりジワジワとした暑さではなかった。一昨夜の強い雨のせいなのだあろうか。私たちが歩く所の周辺はほとんどアスファルトで覆い尽くされている。折角あれだけ降った雨も大地に染み込むことができない。東京の街がこれほど舗装されていなければ、もっと過ごしやすくなるのだろうに…。
一昨夜は“一雨(ひとあめ)”あった後にもかかわらず、そんなに涼しくはならなかった。しかし、現在(7月31日午前3時ちょっと前)は、爽やかな空気が窓から流れ込んでくる。その理由は分からないが、そういう内に永田町徒然草を書き上げておこうと思い“夜なべ”をしている。昨日、イチローが日米通算3000本安打を達成した。日本のプロ野球史上で3000本以上の安打を打ったのは張本勲元プロ野球選手しかいないというのだから、3000本安打というのは大変な記録なのだろう。イチローの次の目標は張本選手の3085本をまず超えることであろう。それを現実に超えない限り、張本選手の3085本安打が日本記録なのだから。100里の道は99里をもって半ばとするだ。
福田首相が内閣改造をやるかどうか喧しい。前にも述べたとおり、内閣改造を福田首相がやれば自公“合体”政権は福田首相の顔で総選挙をしなければならなく。内閣改造を行った福田首相が追い込まれた場合、別の首相を選出し直して解散・総選挙をしようとしても、それではあまりにもミエミエだ。自公“合体”政権がその危機を突破したかったら、福田首相をまず変えるしかないのだ。今回の内閣改造の唯一のサプライズ人事は、福田首相自身を更迭することなのだ(笑)。
私は今回の内閣改造には興味がない。知恵を絞って姑息な人事を考えたとしても、大局から見れば地獄の一里塚に過ぎないのだ。それでも大臣になりたがる人物はいるだろう。そんな人物は大した政治家ではないのだ。自分が大臣になることを他に優先しているからだ。自公“合体”体制の将来を危惧するならば、上記のことを身をもって実行しなければならないのだ。もう自公“合体”体制には、そんな人物がいないのだろう。己の所属する政党の身の処し方が分からない政治家が、この国の未来を語るとは片腹いたい。国民も野党も堂々と正面から立ち向かっていくことだ。私の言いたいことはそれに尽きる。
それでは、また。