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政治と自己保存能力!?

08年07月25日

No.880

永田町徒然草は、基本的に政治を論じたいと思っている。いま、わが国の政治を論ずることは難しい。選挙や政局を論じるとなると本当に難しい。何故ならば、論じるに値する基本的・具体的な動きがないからである。ニュース報道番組がいま力を入れて報道している内閣改造など、私にいわせればどうでもよい問題である。どうでもいい問題をさも大事(おおごと)のように論じることは、私の関心事ではないしそのような趣味もない。

福田康夫氏は、安倍首相の突然の辞任に慌てた自公“合体”政権が緊急避難として選出した首相でしかない。福田首相があとくらい在任しようが、大した問題ではない。福田首相の顔で解散・総選挙あるいは任期満了による選挙をやれば、ほぼ間違いなく自民党や公明党は負ける。衆議院選挙で議席を大幅に減らせば、福田首相は退陣せざる得ない。仮に衆議院の過半数を確保し総理大臣を指名する議席を得たとしても、福田首相を続投させるメリットは自公“合体”体制にまったくない。展望も開けてこない。だからどう考えても福田首相は、長くても来年9月までに退陣するのだ。

自公“合体”政権は、時を稼いでいれば何とかなるかもしれないと思っているようだ。そのうちに福田首相の人気が急に上がって、ひょっとして“ひょっとする”かもしれないと思っているのだろうか。“果報は寝て待て”という諺はあるが、その期待は甘い。“泣き面(つら)に蜂”だ。悪いときには悪いことが重なるものである。“死中に活を求める”という格言がある。追い詰められた自公“合体”政権が反転攻勢に転じるためには、打って出るしかないのだ。

自公“合体”政権が生き残る道は、“死中に活を求める”ことしかないのである。そんなことは分かっている筈だと思うのだが、それができないのだ。昨年の参議院選挙で自公“合体”政権が大敗を喫したのは、危機管理能力・問題処理能力が欠如していることを国民に見抜かれたからである。安倍首相のやること・なすことがピント外れだった。最後は辞任せざるを得ないところに追い込まれた。最近そんな安倍前首相が恥知らずにも表舞台に出ていることを自民党は許している。

自公“合体”政権の現在の状態は、自己保存能力がないことを国民に印象付けている。自己保存能力とは、必死に生き残ろうとする意思・努力・姿である。組織であろうが、人間であろうが、生物であろうが、健康なものはそのような自己保存能力をもっているものである。ところが、自公“合体”政権の有り様は、行けるところまで行ってみようという投げ槍・捨て鉢である。開き直っている。確かに来年9月の任期満了までは、3分の2という化け物のような議席を衆議院にもっている。やろうと思えば何でもやれる。だが、そんなことができるのは来年9月までなのだ。

自公“合体”政権はすでに半分死んでいるのだ。自分たちの思うように国政を動かすことはできないのだ。その事実を直視することから、はじめて反転攻勢の道は開けるのである。憲法59条2項の再可決を乱発するようでは、事実を直視していないのである。事実を直視するのが嫌なのであろう。こんなことをやっていると、衆議院で3分の2の議席を失ったとき、その落差の大きさで気が動転するであろう。身の処し方を見い出せなくなるだろう。正しい政局観があるならば、そのことまで考える筈である。そんな政局観など、自公“合体”政権はとうの昔に失っている。福田首相を選出したことが、その端的な証拠である。

サミットをやらしてもらい、一日でも長く首相に居座らせてもらえるならば、福田首相にとってはハッピーなことであろう。だが、自公“合体”政権にとってそれは不幸なことになる。国民にとっては、さらに不幸なことなのである。自民党の唯一の取柄であった経済まで、完全におかしくなっている。頼りにしていたブッシュ政権もあと半年しかない。虎の威を借りる狐の末路は哀れなものである。余命わずかな親分は、自分のことで精一杯なのだ。子分のことなど構っていられないのだ。拉致問題と竹島問題は困難であるが、隣国としてわが国は自分の力で解決していくしかないのだ。

必死に生き残ろうとする悪戦苦闘からドラマが生まれる。その必死さが人の心を打つのである。必死に生き残ろうとするのは、健康な組織体の健全な姿なのである。自公“合体”政権が必死に生き残ろうとしていないのは、健康な組織体でないことを国民に示しているのである。生きとし生ける者が本来もっている力を失っていては、国民の支持が自民党や公明党に集まる筈がない。わが国の政治を論じることの難しさ・虚しさは、ここにある。だが、病理現象や死を洞察したり研究することも、生きとし生ける者のために必要なのだ。まぁ、愚直にコツコツと洞察・研究しよう。

それでは、また。

  • 08年07月25日 08時01分AM 掲載
  • 分類: 2.国内政治

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