野党の政治的感度は・・・!?
08年04月15日
No.773
昨日、例のレインコートを着ないで出かけた。明け方の雨はもう止んでいた。午後から温かくなり、冬の背広と長袖のシャツを着ていたので、歩くと汗が出た。ようやく春らしくなってきた。男の人が着ている背広を注意してみると、間服(あいふく)の人が多かった。私もそろそろ合服を用意しなければならない。春は確実にきている。今日は全国的に良い天気だという。。
ところが政治の方はなかなか順当に進まない。福田首相はヨロヨロになっているが、これをなかなか追い詰めていくことができないようだ。野党の力不足といってもよいであろう。道路特定財源の暫定税率の問題を捉えてみれば、どこが力不足なのか分かって貰えると思う。攻めるポイントが甘いのである。打ち合っているように見えるのだが、本当に攻めるべきところを衝いていないのである。私がこの3ヶ月間近く毎日のように道路特定財源の暫定税率に的を絞って永田町徒然草に書いてきたのは、攻めるべきポイントを指摘するためだった。少しは参考にして貰いたいと思っているのだが・・・・・。
こういう思いをもっている人は、決して私だけではないであろう。私は政治家としての自覚をもっているから短気は起こさないが、政治家でない人ならきっと野党に対して愛想を尽かしてしまうだろう。時の政府に組しないというだけでも一般の人には大変なことなのだ。ましてや時の政府を批判し、これと戦うことは大変なことなのである。これを疎かにしてはならない。そういう人たちの想いや力をすべて集める力がなければ、野党としては失格である。そのひとつの表れが、福田首相の支持率は落ちているが野党の支持が高くなっていないという世論調査の数値である。
この政治的感度の鈍さは、福田首相のそれとそんなに変わりないよとあえて忠告しておきたい。では、どうしたらよいか。あとは自分で考えろよといいたいところだが、それだけではきっと頭を抱えてしまうであろう。中国共産党の機関だと思うのだが、“対外連絡部”のようなものを考えたらどうか。詳しいことは知らないが、この“対外連絡部”は外国の党・機関・団体などを相手にするものであろう。私が気に入っているのはこの“対外連絡部”というネーミングである。野党は、心ある人士・団体ともっと連絡を密にとらなければならない。呼ばれて祝辞を述べるだけをすることを、中国では“対外連絡”とはいわない筈だ。
それでは、また。
白川注:昨日のNHK世論調査の報道をみてどうしても書こうと思った。モンセキ・モンセキの○○のひとつ覚えでは、野党の責任も問われるぞ!