ヘッダバイパス[j]ump
liberal-shirakawa.net 白川勝彦 Webサイト (HOMEへ)
白川勝彦へメールを送る
永田町徒然草を閲覧しています
自薦論文を閲覧します
白川文庫を閲覧します
フォトエッセイ即写一言を閲覧します
永田町徒然草
自薦論文
白川文庫
フォトエッセイ 即写一言
プロフィル
リンク

 

“○○に刃物”!?

07年12月12日

No.641

昨日は、あまりにもニュースが多すぎた。国際政治でも国内政治でもきわめて重要なニュースが多くあった。それらについて一つひとつ論じずれば、きわめて長くなるだろう。だから今日は基本的なことだけを述べてみたい。課題が多く、問題が複雑であればあるほど、大切にしなければならないことは基本原則である。原理原則を大切にして怯むことなく課題に立ち向かうことである。与党もそうだし、野党もそうである。

マスコミからきわめて援護され、本人もそれを意識してマスコミに露出してきた舛添厚生労働大臣が窮地に追い込まれている。C型肝炎薬害問題である。照合不可能な年金記録問題である。C型肝炎薬害問題は、医薬品をめぐる伏魔殿のような構造的利権問題がその根底にある。医薬品をめぐる構造的利権問題を解決すれば、医療費を1兆円近くも少なくすることも可能といわれている。医薬品の認可には巨額の利権が渦巻いている。防衛利権にも匹敵する伏魔殿なのである。C型肝炎薬害問題は、すこぶる政治的イッシューなのである。口舌の徒に過ぎない舛添大臣では、この伏魔殿に切り込むことは到底無理である。

年金記録問題も基本がまったく分かっていないようである。完全な年金記録を作成することにもっとも利害関係をもっているのは、年金加入者である。帰属が不明な年金記録の帰属先を決定する上で重要な情報をいちばん持っているのも年金加入者なのである。完全な年金記録を欲しているのは、年金加入者なのである。何よりも正確な年金記録を国に作らせることは、年金加入者の権利なのである。そうだとすれば、年金記録問題の全面的な解決のためにしなければならないことは明らかであろう。民主主義の原点に立てば、話はきわめて簡単なのである

現在国が持っている年金記録を年金加入者にまず開示することである。だから、宙に浮いた年金記録問題が明らかになったときから、野党は国が持っている年金記録を年金加入者に送付することを強く主張してきた。まさにそのとおりなのである。多分80数~90%近くの年金加入者の記録はパーフェクトといわれている。しかし、10~10数%の年金加入者の記録には欠落があると予想されている。その人たちは、当然強く国に抗議することになる。その矢面に立たなければならないのは社会保険庁の役人である。それが嫌だから、この単純なことを実行しようとしないのである。エラそうにパフォーマンスをやっていても、結局は役人の言いなりなのである。これまでの大臣と少しも変わらないのである。マスコミも国民も舛添氏の三文芝居に騙されるのはもう止めなければならない

防衛利権にまつわる疑惑の追及はいったいどうなっているのだろうか。検察は検察として、野党は国会で疑惑追及をしなければならない。これも伏魔殿である。山田洋行の水増し請求だけが問題となっているが、山田洋行だけである筈がない。一事が万事である。どうでもいいことをさも重大そうにいう三白眼の防衛大臣に騙されてはならない。守屋天皇などという馬鹿げた存在を許した最大の責任は、三白眼氏にある。本人にはその自覚がまったくないようである。福田首相にもそのような認識がないようである。政治の基本が分からない能天気な福田首相や三白眼大臣には、防衛を語る資格がそもそもないのである。こんな輩に新テロ特措法案を提案する資格はそもそもない。厚顔無恥以外の何ものでもない。

昨日のニュースに関する基本を述べてみた。三連発で取り上げたガソリン税の暫定税率の問題も然り。原理原則に立ち返って自公“合体”政権がやっていることをみれば、要するに出鱈目・無茶苦茶なのである。自民党や公明党には、もう政権を担う資格がない。たまたま衆議院で化け物のような議席を持っているために、出鱈目・無茶苦茶なことが行われようとしている。“○○に刃物”の類である。それを取り上げるためには、解散・総選挙しかないようである。野党は準備不足を懼れる必要はない。少なくとも自公“合体”政権に3分の2を超える議席を獲られることはないだろう。一次的には、それで良いではないか。そんな気になってきた

それでは、また。

  • 07年12月12日 12時23分AM 掲載
  • 分類: 2.国内政治

白川勝彦OFFICE   白川勝彦へメール送信 ]

Valid XHTML 1.0 TransitionalValid CSS!Level A conformance icon, W3C-WAI Web Content Accessibility Guidelines 1.0

Copyright©K.Shirakawa Office 1999-2016 - Web pages Created by DIGIHOUND L.L.C. All Rights Reserved ©1999-2016
Powered by Nucleus CMS. Page designed by James Koster.Ported to Nucleus by Joel Pan. Re-design and adjusted by DIGIHOUND L.L.C. © 2006-2016