晋三君よ、嘘で凝り固めようとしても、そりゃもう無理だぜ。
17年08月09日
No.1928
8月3日に行われた内閣改造の結果にいちばん驚いているのは、安倍首相なのではないか。内閣支持率は多少上がってはいるが、不支持率は相変わらず高い。ひとつかやふたつ位は支持率が不支持率を上回る調査結果も出ると期待していたのだろが、浅はかな期待だった。
安倍首相は時間をおいて、マスコミ工作を行えば元に戻ると考えているのだろうが、マスコミとそれを見る国民の雰囲気がガラッと変わってしまった。田崎スシローを初めとして、相変らずいかがわしい人物を総動員しているが、もう多くの国民が、彼らの言うことを信じないようになってしまったのだ。
「今治市で加計学園が獣医学部を新設したいと企画していたのを知ったのは、国家戦略国家戦略特区がこれを認めた平成29年1月20日である」という安倍首相の答弁など、圧倒的国民は信用していない。予算委員会・閉会中審査で答弁した参考人や大臣等で、「私からの指示があった」という者は、誰もいなかったではないかと強弁しても、そのカラクリもまた、多くの国民は既に見抜いている。
要するに安倍首相は、加計学園問題を“嘘で凝り固めよう”としているのだ。だが、この嘘は必ずバレる。至る所に、その証拠が出始めている。無理なことは、どう
長友学園に対する国有地払い下げ問題では、佐川理財局長の出鱈目答弁で切り抜けた。その論功行賞として、国税局長官に任命した。彼らの中では一件落着なのあろうが、そうは行くまい。現に、佐川国税庁長官は、恒例の記者会見が開けないでいる。大阪地検特捜部に対する背任罪の告発が、これから効いてくる。長友学園の前理事長夫妻に対する訴追だけで、済まされる筈がない。安倍首相夫妻も、どうあっても責任を取らなければならない。
こういう現実問題を視野に入れながら、民進党の代表選も、いろいろな新党構想を考えなければならない。野党の第一の役割は、「一害を除くは一利を興すに勝る」だ、と私は考える。暑い中ではあるが、皆がそのことを真剣に考える時が来た。そして、現にそうなりつつある。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。