「おかしい事を、おかしいという」こと!
17年07月19日
No.1920
来週開催予定の予算委員会・閉会中審査の取り運び方について、自民党国対と民進党国対のゴタゴタが続いている。前号の永田町徒然草で述べた通り、自民党がバカな事を言っている。まず、これが自民党の深刻な問題なのだ。自民党ヨイショのコメンテータばかりが
P.S. 夕方のニュースでは、与党3野党7で決着したと報道されていた。
都議選後の世論調査で、安倍内閣の支持率が各社で相当落ちた。これは、予想通りであった。しかし、先週末の共同通信とANNの世論調査でさらに内閣支持率が落ちた。これは、ちょっと意外だった。今月末にも各社が世論調査を行うのだろうが、この傾向が続くようでは、安倍内閣は本当に危険水域に入る。来週に開催予定の予算員会・閉会中審査の取り運び方と内容が、大きな影響を与える。その意味で、与野党にとって正念場なのだ。
現在の状態について、安倍首相という人物に国民の不信感が高まっているのではないかいうコメンテータもいるが、私の見方はちょっと違う。安倍内閣のマスコミ工作に屈して、この数年間、安倍内閣はマスコミから相当にゲタを履かされていた。ほとんどのコメンテータは、その共犯者だったのだ。多少まともになってきたが、スシローに限らず、怪しい奴がまだいっぱい出ている。それらを見誤らないことが、大事だ。
自由主義社会では、批判精神がその内実を決める。批判精神こそ、自由主義の命である。こういうと難しいように感じる人が多いだろうが、「おかしい事を、おかしいという」ことだ。今回の政局だって、官房長官の記者会見で、司会者の「同じような質問は控えて下さい」という発言に、東京新聞の望月記者が「同じような答弁しかしないので、同じような質問をせざるを得ないのです」と答えたことから、ガラガラと動き出したのだ。
この1週間の動きは、非常に大事だ。今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。