安倍右翼内閣が本性を剥き出し。…『週刊文春』攻撃等は白色テロである。
16年07月23日
No.1853
永田町徒然草No.1852において、『週刊文春』の“淫行疑惑”なるモノを、核として行われた鳥越候補への攻撃を「政府とマスコミの合作によって行われる政敵を抹殺する行為」と規定し、私は激しく断罪した。これには、僅か1日半で、500を超える“いいね !”があった。こんなことは、これまでになかったことである。多くの人々が、とてつもない“異常さ”を感じたからであろう。
私の脳裏では、何とはなしに“白色テロ”という言葉が
私は、安倍首相率いる自公政権を、“右翼反動政権”と呼んできた。参議院選挙で“大勝”したと錯覚するこの右翼反動政権が、いよいよその本性を剥き出しにしてきたのである。これはもう、立派な“白色テロ”である。ちなみに、
安倍首相が誇りとするのは、岸信介元首相の孫ということだ。岸元首相は、昭和16年東條英機内閣で商工大臣を務めたが、その頃はまさに、右翼による反体制派に対する様々なテロが行われた時代であった。わが国における、白色テロ全盛時代と言ってよい。多くの国民にとって、この時代はもっとも忌まわしい時代なのであるが、岸元首相を尊崇する安倍首相にとっては、陶酔を覚える特別な時代なのであろう。
あるマスコミ媒体を使って、政治的敵対者に都合の悪い記事を書かせる。そして、全マスコミがこれを国民に向かって拡散する。政府とマスコミに“ずぶずぶの癒着関係”があるから、そういうことができるのだ。小沢事件では、情報の発信元は検察であった。ほとんどのマスコミは、何の検証もしないで容赦なく垂れ流した。今回の発信元は、『週刊文春』である。構図は、少しも変わらない。
自民党もマスコミも、いまごろ懸命に、“世論調査”なるモノをやっているだろう。そして、日曜日の遅くか月曜日中に、世論調査の結果と称して、世論誘導報道を垂れ流す。そのシナリオは、もう出来上がっているのだ。おそらく「小池候補、先行」と打ってくるのだろう。「鳥越候補は健闘するも及ばず、増田候補は遠く及ばず」というニュアンスを、限りなく醸し出すというモノであろう。賢明な国民は、こうした政府与党とマスコミの世論操作・世論誘導に、もう気が付かなければならない。
憲法改正を進めたい安倍首相にとって、都知事選で鳥越候補が当選したら、絶体絶命の危機になるのだ。白色テロと言われようが、どんな手を使ってでも、絶対に鳥越候補を落選させなければならないのだ。それが、いま行われている都知事選の、悲しい現実なのだ。大変な世の中になったもんだ。しかし、このような状況を作ったのには、国民にも責任がある。だから、覚醒した国民は、安倍首相が仕掛ける白色テロと闘わなければならないのだ …… いま、命懸けで。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。