火事は最初の5分・選挙は最後の5分 北海道5区野党統一候補の必勝を祈る
16年04月21日
No.1823
平成28年熊本地震の発生から、ちょうど1週間が経った。私はテレビを見られる時には、ニュース報道番組で、熊本地震について報じられることを注意深く見ている。最初の2~3日間は、ほとんどのテレビが24時間放映していた。しかし、3日前くらいからNHKでも、熊本地震の放映は時間を区切って行われるようになった。深夜など、アメリカの大リーグやマスターズテニスを取って付けたように放映している。
私は、災害報道を仰々しく流すことをあまり好まないが、何もいま、大リーグを見たいとは思わない。少なくとも、どうしても流さなければならない番組以外は、熊本地震に関する報道に集中した方が良いと思っている。どんな小さなことでも、報道すべきは報道した方が良い。日本列島は、地震列島だ。いつ何処で起こるかも知れない。それはいつか必ず、参考になる筈だ。
私の全神経は、熊本地震に集中させている。熊本地震の対策について、いろいろと言いたいことは山ほどある。政府の対応は、お粗末極まりない。政治の良し悪しは、災害対応の時に現れる。安倍首相は、地震対策に全力を尽くしていると懸命にアピールしているが、空回りである。有効な地震対策を行うことは、与野党を問わず全ての政治家の責任である。
このように、私は熊本地震に注意を致しているが、他にも、同じように全神経を凝らして見詰めているものがある。衆議院北海道5区の、補欠選挙である。これはもう、闘いが始まっているのだ。政党や政治家にとって、選挙は命懸けの闘いである。四の五の言うのは、許されない。しかも、衆議院北海道5区の補欠選挙の帰趨は、これからの全ての選挙・日本の政治に大きな影響を与える闘いなのである。
ニュースやインターネットなどを見ていると、衆議院北海道5区の補欠選挙への国民の関心が、少し落ちているような気がしてならない。一般論だが、選挙においては、大規模な災害は権力側に有利に動くものである。熊本地震が起きる前は、私が得ていた情報で数ポイント、野党共闘候補がリードしていた。しかし、このくらいの差では逆転される惧れが十分にある。負けてしまった後では遅い。火事は最初の5分、選挙は最後の5分。まだ、2日ある。関係者の全力投球を願って
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。