投票でカンパを!
14年12月11日
No.1720
投票日まで、あと3日。相変わらず、マスコミの意図的かつ反文化的な情報(ほとんど宣伝工作に近い)が流さている。しかし、多くの国民が「これは何だか変だぞ」と、感じ始めている。また、安倍・自公“合体”体制に都合の悪いニュースが、内外から次々と飛んでくる。“天網恢恢、疎にして漏らさず”を祈るが、最近の情報通信の発達は、アナログの“天”の手にも、難しいところもあるのではないか(笑)。
実は、私もそうなのだ。Webサイトで永田町徒然草は流せるが、facebookやTwitterは使いこなせないのだ。facebookやTwitterを使って、多くの方が永田町徒然草を拡散して下さっていることは承知しているのだが、その方々にどう対応したら良いのかが、分からない。総選挙が終わったら、勉強するつもりなので、今回はお許し頂きたい。
今回の解散・総選挙で言わなければならないことは、これまでにほとんど書き尽くしてきたつもりだ。まだ、選挙は動いている。マスコミがいうようには、決まってなどいないのだ。覚醒した国民の最後の踏ん張りで、彼らの鼻を明かしてやろうではないか。多弱団子党の候補者の面々は、本当に辛いであろうが、ここは、命懸けで最後まで戦うしかない。政治家とは、そういうものだ。
今回の総選挙が面白くなっていないのは、野党がシッカリしていないことに最大の原因がある。このことは、誰も否定しまい。それをいま、議論しても仕方なかろう。まずは最後まで、この選挙を闘い抜くことだ。国民も、もうどうしようもないなどと諦めないこと … いや、諦めてはならないのだ。1票を投じることは、支持する政党へのカンパになるのだ。棄権は、現状では、結果として自民党を資金的に利することになるのだ、多くの国民はあまり知らない。
政党交付金のことは、時々ニュースで報道されるから、多くの方がご存じであろう。その額、年間320億円。この320億円が、衆議院議員総選挙と参議院通常選挙で、各政党の公認候補者と政党が獲得した票によって分配される。小選挙区(参議院選挙では選挙区選挙という)と比例区で、同じ政党の候補者に投票すれば、1票で年間約1000円がその政党に交付される、と私は記憶している。時間のある方は、総務省/政党交付金の額の算定と交付手続を参考に、計算してみてほしい。
今回の総選挙では、多くの小選挙区で、自民党以外の政党の候補者が当選するのは、実際問題として難しいだろう。いわゆる“死票”になるのだ。しかし、政党交付金の関係では、決して無駄(死票)にはならないのだ。政党の公認候補者の、小選挙区の得票も比例区の得票も全国集計され、政党交付金算出基礎になるのである。小選挙区の票と比例区の票は、それぞれが1票であるから、同じ政党でなくとも無駄にはならない。だから棄権したのでは、多く得票するであろう自民党の政党交付金を増やすことになるのだ。
“ストップ the 安倍”と考えている有権者は、絶対に棄権してはダメなのだ。結果として、自民党を資金的に利することになるからだ。共産党に投票しても、政党交付金の面ではダメなのだ。共産党は、政党交付金の届出(請求)をしないからである。棄権しないようにとマスコミはいうが、こういうことは言わない。政党も恥ずかしいのか、このことを言わない。素浪人である私だから、言えるのかも知れない(笑)。いずれにせよ、戦いはこれからも続く。政治資金は、本当に貴重なのだ。以上のことを頭に入れて投票をして欲しい、と心から請い願う次第である。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。