開票速報を見ながら…。
14年02月09日
No.1649
NHK総合によれば、都知事選の結果が出たそうだ。それにしてもいつものことだが、投票が締め切られると同時に舛添当選と報道するのは、如何なものか。マスコミ各社が出口調査をやるのは勝手だが、まだ実際の開票が始まってもいないのに、当選確実を打ち、当選者の抱負まで大きく報道する必要はないと思うのだが…。いったいマスコミは、己を何者と考えているのか。マスコミは、選挙戦を構成するfact(事実)をもっと丹念に報道するよう、心掛けなければならない。
NHK総合では、いま、フィギュアスケート団体戦を流している。しかも、昨日のモノだ。私は、開票状況を詳しく知りたいのだ。これこそ、いちばん大事なfactである。仮に舛添氏が当選したとしても、私は、全体の開票状況を知りたいのだ。今度は、アイスホッケーの報道をするという。私は、アイスホッケーには全く興味はない。それより、細川氏や宇都宮氏の票 ─ 両者を合わせた票がどうなるのかを知りたいのである。
出口調査によれば、原子力発電について徐々に少なくしていくを含めると、70%以上の人が原子力発電には疑問を呈している。しかし、安倍首相にはそのような考えは全くない。都知事選の結果を受けて、安倍首相は原発再稼働にイケイケ・ドンドンで進んでいくだろう。保育所・高齢者施設も大事だが、原発再稼働にストップを掛けなかったことに、都民はどう責任をとるのだろうか。
午後10時から漸く、区と市の各候補の得票が報道されている。また、各候補の得票数がテレビの下欄に表示されている。その数字を見たいのだが、どうでもよいキャプションが出てきて、なかなか読めない。細川氏の票は結構出ているようだが、何故それを映さないのだろうか。こういうfactを時間をかけて見ることにより、選挙や政治についての理解が深まるのだ。
またオリンピック放送が始まった … 今度はアルペンスキーだ。まあ、あのNHKだから仕方がないのか。とにかく、今回の選挙は、原発隠しだった。細川氏が当選すれば、原発再稼働に対し政治的に大きなストップが掛かったのだが、細川氏は当選できなかった。日本国民は、大きなチャンスを逸したのだ。極めて残念なことである。
しかし、細川氏の善戦は、原発再稼働反対の大きな橋頭堡を築いたようだ。だから、私は細川氏などの得票数を知りたいのである。その数字を見ながら、色々、あれこれ評論することが必要なのだ。いまもって投票率が発表されていないが、何百万という人が足元の悪い中、投票所に足を運んだ。その一人ひとりの票を読み解くのが、本当の評論なのである。
まだ全体のfactは見えないが、同じような思いをもっている人が多いと思うので、この辺でひとまずupしようと思う。詳しい分析は、後日に改めてupdateする。白川サイトの読者諸氏の中には、東京都民でない人が多くいた筈だ。それにもかかわらず、永田町徒然草で細川氏支援の論陣を張ったことを、ご宥恕して頂きたい。今日、私は久しぶりに緊張して「細川もりひろ」と投票用紙に書いた。
それでは、また。