【拡散希望】 争点は、ただひとつ。
14年02月05日
No.1646
都知事選の投票まであと4日だというのに、マスコミは、相も変わらずいろいろな話題を取り上げ、愚にも付かないことを、さも重大事のように報道している。長い間政治の世界にいるが、マスコミが死に物狂いで政府に有利なように誘導している様を、見たことがない。逆に言えば、今回の都知事選こそ国民的テーマで戦っている選挙であり、政府の心臓を突き刺す選挙なのだ。
マスコミが争点としている「雇用や景気・子育てや高齢者支援・オリンピックや、パラリンピックの準備・首都直下型地震対策」など、程度の差はあるが、特に争ってはいない。だから、争点ではないのだ。要は、限られた予算でどうするかという問題なのである。しかし、原発再稼働の是非は、Yes か No か、ふたつにひとつなのある。原発即ゼロ=原発再稼働阻止と明言しない候補者は、結局のところ、原発再稼働を容認するのである。
宇都宮候補は、確かに前回の都知事選に出た。だが、原発問題をどう訴えたか憶えていないが、今回のように原発即ゼロ=原発再稼働阻止が大きな争点とならなかったことだけは、確かである。原発即ゼロ=原発再稼働阻止が今回のように全国民的に提起され、それを最大の政治問題としたのは、細川・小泉W連合である。この事実は、誰も率直に認め、評価しなければならない。
宇都宮候補を推薦している共産党や社民党は、何十年も前から反原発と訴えてきた。しかし、54基もの原発を許し、いままた、安倍首相の再稼働を許そうとしている。それが、現実である。この前面に立ち塞がり、これをストップさせようとしているのが細川・小泉連合なのである。多くの国民が、その周りに集まっている。私もその一人だ。
レーニンは、いつも“具体的状況の具体的分析”を強く訴え、ロシア革命を成し遂げた。原発即ゼロ=原発再稼働阻止など、革命などに比べれば、大したことでも何でもない。現に、いまが原発ゼロなのだ。そして、細川候補を勝利させれば、原発再稼働阻止は現実となるのだ。これが都知事選の現状であり、その本質である。宇都宮陣営には、賢明な行動をして貰いたいものである。
それでは、また。