“卒”分裂 !!
12年11月27日
No.1539
「消費税の10%増税の賛成派は、自公民である。日本維新の会も、よくよく煎じ詰めて見ると、結局は賛成派と見なしても良いのではないか。それ以外の政党は、消費税の10%増税に反対である。こう見れば、事態は実に簡単なのである。最大の問題は、消費税の10%増税に反対する政党が大同団結し、国民がどこに投票すればそれが実現できるのかを、国民の目に明らかにすることである。公示までにそれができるかどうかが、今回の総選挙の最大の焦点である。私は、それだけに注目している。」
以上は、永田町徒然草No.1538「混乱させているのはマスコミ」の、最後のまとめである。「公示までにそれができるかどうかが、今回の総選挙の最大の焦点である。私は、それだけに注目している」と結んだ。いろいろな政党はが生まれたものの、これを実行できなければ、現実には政治を動かせない。本当の政治家ならば、これを実現しなければならない。公示まであと1週間となったが、ようやく、この動きが本格化してきた。「日本未来の党」の結成である。
新党『国民の生活が第一』はさっそく“解党”し、これに合流した。山田正彦・亀井静香氏の『減税日本・脱原発・反TTPを実現する党』も合流するという。社民党を離党した前政調会、長阿部知子氏も参加するという。さらに、『みどりの風』も合流する可能性もある。共産党と社民党は、たぶん合流などしないだろうが、元々そういう政党だから、あまり影響はないだろう。そういうところが、両党の支持が広まらない原因なのだが…(笑)。まぁ、良いだろう。
『日本維新の党』と『みんなの党』の合流の話は、渡辺喜美が拒否した。これは日本維新の会にとって、大きなマイナス材料となるだろう。今日、石原慎太郎代表と橋下徹代表代行が街頭演説をしていたが、両人の表情には以前の生気はもうなかった。政治における流れは早いし、かつ重要だ。もっとも日本維新の会は、マスコミが闇雲に煽り立てたモノである。マスコミに明確な戦略と戦術があった訳ではないから、
今回の総選挙の3点セットは、結局のところ、「消費税の増税・原発・TPP」となった。これをメルクマールに分類すれば、綺麗な2極に分かれる。そのうちのどれに重点が置かれているかは、党により、また人によって分かれる。私は、最大の争点を「自公民・談合の消費税の10%増税」とするのが一番良いと思っている。だが、これに拘泥する者ではない。TTPがある限り、みんなの党の立ち位置は難しい。もし、みんなの党が「日本未来の党」と連動すれば、俄然面白くなるのだが !!
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。