国会議員の仕事は…!?
11年05月17日
No.1486
連休明けから、私はモーレツに仕事をしている。世の中が“普通に戻りつつ”あるからではないのか。できるだけいろいろな分野で、普通な状態が戻りつつあることを祈らずにおられない。私がやっている仕事も、多くの人々が日々やっている仕事も、とりわけ特別な仕事とは言えないことが多いのではないだろうか。それでも、誰かがそれを必要としているから、それが仕事として継続できるのだ。東日本大震災の被災者が「普通のことを普通にやれる幸せ・素晴らしさ」を訴えている。普通のことをフツーに行うことは、実に偉大なことなのだ。
国会議員の仕事も、彼らがいうほどには、実は、それほど特別な仕事ではない。国の行政を普通に回すためには、実は膨大な量の法律を制定し、さまざまな業務をこなしていかないと回らないのだ。そのような国会議員の仕事は、相当にある。しかし、国会議員でなければできない特別な仕事も、時にはある。その最大の仕事は、総理大臣という国の行政のトップを決めることである。平時でも、それは重要な仕事であるが、非常時においては、最良の総理大臣を決めることが重大事なのである。リーダーシップに欠ける総理大臣ならば、それを罷免するのは、国会議員の義務でさえある。
いま、わが国は重大な危機に直面している。菅直人総理大臣は、わが国の危機に対して、適切なリーダーシップを発揮しているのだろうか。もし、そう思っていないのであれば、国会議員はこれを罷免しなければならない。国会議員だけがその力を持っているのだ。その権限を行使しないことは、要するに菅首相がやっていることを是認していることなのだ。極端な言い方だが、菅首相と同罪といわれても仕方がない。この情勢において、国会議員は普通のことをフツーにやっているだけでは、仕事をしていることにはならない。菅首相や大臣や国会議員の言い訳は、もう沢山だ。ただ、実行あるのみ。
それでは、また。