はしゃぎ過ぎの麻生首相!?
09年03月16日
No.1112
少なくともこの3日間、NHKの朝のニュースから小沢事件に関する報道はなかった。“関係者”がネタ切れになった訳ではないであろう。あまりにも露骨な報道に対し、世論の批判が始まったからなのであろう。そうだとしたら、この永田町徒然草で小沢問題について連日述べてきたことも無駄ではなかったのであろう。
昨朝、私は出張先だったので日曜定番の政治番組の全部を見ることができなかった。TBSの『時事放談』に出演した亀井静香国民新党代表代行は、私が連日述べてきたこととほぼ同じ趣旨の発言を展開していた。バッチを付けた者でこのような発言を堂々と言っているのは初めて聴いたような気がする。それにしても同席していた野中広務元自民党幹事長の発言は露骨だった。野中氏は本性を現した。所詮は煮ても焼いても食えないワルモノである。
“関係者”からリークされた報道はNHKニュースにはなかったが、今度はNHKが企画制作した“総理と語る”が放映されていた。“総理にきく”という番組がどういう基準で企画制作されて放映されるのか、私は知らない。その基準に従ったものならば仕方ないが、それにしても麻生首相はやけにハシャいでいた。小沢事件の効果覿面(てきめん)である。ミステリーで犯人を捜す常套手法は、事件によって最大の利益を得た者を捜すことである。
麻生首相は、小沢事件について問題のある発言をしていたような気がした。正確な記録がないのでコメントは控えるが、今度は民主党の方でやって欲しい。何でもかんでも他人がやってくれるなどと思ってはダメだ。少しは知恵を絞れよ、と言いたい。そう言えば、西岡武夫参議院議院運営委員長が「検事総長を国会に招致する」という話はどうなっているのか。思い付きの一発コッキリの打ち上げ花火に過ぎないのか。民主党には、小沢問題のプロジェクト・チームはないのか?
それでは、また。