Heaven helps those who help themselves
09年02月26日
No.1094
年末年始に自宅のパソコンの具合が悪くなり、何度か永田町徒然草のupdateができなかったことがある。あの時のようである。フリーズしてしまっている。固まっているのである。日本の政治が……。
この永田町徒然草のターゲットは、日本の政治である。特に自公“合体”政権の動向である。自民党や公明党の動きである。ところが、自公“合体”政権がフリーズしている。固まっているのである。これといった動きがない。これでは話にならない。書くべきことがないのである。ときどき“あれっ?”あるいは“何だ?”ということもあるが、ほとんどがどうでもよい話である。
麻生首相の今回の訪米も、そんなお話の一つである。オバマ米大統領が初めて会談した外国の首脳であると、自公“合体”政権やマスコミは大騒ぎをしている。クリントン国務長官が来日した時もそうだった。クリントン国務長官は初めて訪問先に日本を選んだと…。自公“合体”政権は安堵しているようだが、それが何だというのか。それがどうしたというのか。支持率が低迷している麻生首相には救いになったのかもしれないが、深刻な危機に陥っている日本の助にでもなるというのか。
Heaven helps those who help themselves.天は自ら助くる者を助く、と子供のころ教わった。自公“合体”政権は“百年に一度の経済危機”というが、それに対処するために何らかの具体的な努力をしたのだろうか。定額給付金!?高速道路1000円乗り放題!? よくぞやってくれるもんだ。それも何時になるのやら…。自分たちの身の保全には関心があるようだが、死中に活を求めて解散総選挙に打って出る勇気もない。そのうち何んとかなるかもしれない、と引き延ばしているだけだ。
“百年に一度の経済危機”の中で、国民は日々深刻な状態に追い込まれている。債務整理の仕事をしているとその状況がよく分かる。多くの人々が職を失い、残業などが減り手取りは確実に少なくなっている。私はそういう人々と力を合わせ、借金地獄から抜け出すために日々闘っている。空疎な政治論議をするよりもはるかに手応えのある仕事である。野党の政治家は、この現場感覚をもたなければならない。そうすれば、日々の国会論戦はもっと面白くなると思うのだが…。
それでは、また。