安心と活力!?
09年01月29日
No.1067
定額給付金“騒動”がひとまず終わり、いよいよ平成21年度予算の審議が始まった。昨日、麻生首相が所信表明演説を行った。キーワードは「安心と活力の日本」だとさぁ。よく言うわ。自公“合体”政権がこの国の政治を行っている限り、「安心」できないし「活力」も生まれてこない。自公“合体”政権は、わが国を「安心と活力のない社会」にしてしまった。
わが国が安心と活力がない社会になったのには理由(わけ)がある。それは自然現象ではない。社会現象であり、政治現象である。永田町徒然草を原則として毎日updateするようになって2年が過ぎたが、問題の社会現象や政治現象を私はその都度指摘してきた。少し大袈裟ではないかという人もいたと思う。しかし、変化が小さいものであってもその方向性が問題なのである。半年、1年経つと大きな変化となる。
変化を確かめるためには、スケール(基準・定規)が必要である。何をスケールにするかによって変化が見てとれる。曲がったスケールでは変化は判らないし、そもそも注目すべき事実も分からない。ところで、何をスケールに社会や政治の変化をみるかとなるとそれ自体が大きな問題となり、話は急に難しくなる。今日は時間がないので、このことはいずれ述べる。
それでは、また。