いかがわしい輩
08年12月22日
No.1028
昨日はお休みを頂いた。土曜日、仕事を終えると私は埼玉県久喜市に住む兄のところに急遽行くことにした。年末年始の予定はまだ決めていないが、2か月くらい行っていないので見舞いを兼ねて行くことにしたのである。そう思い立ったのが、午後3時ころだった。私がいつも使っているパソコンは事務所に持ってきていなかったし、事務所で昨日の永田町徒然草を書く時間はなかった。事務所で私が使っているパソコンは使い勝手が悪い。そこでお休みの記載だけを予約して出かけたのである。
兄は癌に侵されているが、不屈に戦っている。この数か月、“ゲルソン食事療法”を行っている。以前より体調は好くなっているそうだ。詳しい説明はできないが、シュバイツア博士の奥さんの病気を治したゲルソンという医師が提唱した理論だという。兄はいまこれしかないと信じ、一生懸命実行している。病状も好くなっているという。私は奇跡が起きることを願っている。
兄といろいろな話をした。兄と私が一緒になると話題はいつも政治の話になる。兄の考えも、自民党はもうダメだと思っている。いちど出直さないと日本はダメになってしまうと考えている。兄は昭和11年生まれだ。長い間自民党を支持してきた。そういう多くの人々が同じように思っているという。これが現在の自民党の危機なのだろう。
日曜定番の政治番組も見た。平成21年度予算のことが話題になっていた。与党の出演者は88兆円余の予算案と5兆円余の第2次補正予算案を盛んに宣伝していた。しかし、自公“合体”政権に対する信頼がなくなっているのだから、どう説明をしたみたところで無駄である。政治とはそういうものである。まさに “信なくば立たず”なのである。自公“合体”政権の手でこれらの予算が成立した場合、88兆円+5兆円は壮大な国家的浪費となる虞がある。
『サンデープロジェクト』に中川秀直元自民党幹事長が出演していた。中川氏の言ったことなどどうでもよい。論評に値しないが、司会の田原聡一郎氏が盛んに「民主党が勝つ。民主党政権はできるんだ」と言っていたことが気になった。田原氏はいまや自公“合体”体制の走狗であるが、その田原氏がしきりに「民主党政権ができるのだ」ということは、素直に受けとれない。何らかの政治的意図があると思った方がよい。選挙などというものは、実際にやってみなければ判らないものである。重要なことは最後の最後まで自公“合体”政権を追い詰めることなのである。これからいかがわしい輩がいっぱい出てくるだろうが、騙されてはならない。
それでは、また。