異様な“とぼけ”の訳!?
08年06月28日
No. 853
最近ではニュース報道番組も週末は休みだ。だから金曜日の夜のニュース報道番組は「それではまた来週」で終る。政治や事件には週末はないのだが・・・。NHKのニュース報道番組は、土日と平日との落差が余りない。この点は率直に評価してやりたい。
私は原則として土曜日に仕事をする。私の事務所の主な業務に多重債務の整理がある。そのような件の相談者は平日に事務所に来ることが難しい。だから土曜日に休む訳にはいかないのだ。日曜日は休むことにしているが、月に1回は日曜日も事務所を開くことにしている。大変だという人もいるだろうが、政治事務所に土日はなかった。年中無休である。だからこれ位のことは大変でもなんでもない。
ウィンブルドンでは、優勝候補のひとりであったシャラポワが敗れた。あまりにもセクシーなウェアが相手を刺激したらしい。私も最初の試合を見た時に、このウェアはちょっとやり過ぎではないかと感じた。異様に思った。テニスはウェアの勝負ではない筈だ。本質を外れたところでのやり過ぎはあまり好ましくない。ただこの点に関してシャラポワに責任はないのであろう。シャラポワのスタッフの中には衣装担当がいるのだろう。シャラポワの人気を高めるためにやったのだろうが、その戦略ミスだったと思う。
福田首相の“とぼけ”方もちょっと異様である。自公“合体”政権は本当にギリギリのところまで追い込まれている筈だ。皆そう考えている筈だ。命がけで頑張らなければならない正念場である筈だ。それなのに福田首相があんなにとぼけているのはなぜなのだろうか。何らかの意図があると考える方がふつうである。その意図とは次のようなものではないのか。
衆議院の任期満了までまだ1年余ある。自公“合体”政権は、衆議院で化け物のような議席をもっている間に重要なことをすべて決めておこうと決断したのではないか。福田首相の頼りない優柔不断なビヘイビアをみていると誰もが“愚図なダメ首相”と感じるだろう。だがそうではないのだ。薄笑いを浮かべてエヘラエヘラしながら、重要なことを来年までにすべて決めておくことを狙っているのだ。騙されてはならない。問責決議を突き付けておいて満足している場合ではない。
それでは、また。