革命とは、必死なもの!!
08年03月26日
No.750
久しぶりに自宅で落ち着いてこの永田町徒然草を書いている。最近わが白川サイトがフィーバーしている。この数ヶ月間一貫して主題にしてきた道路特定財源の暫定税率を巡る問題がいよいよ最終盤を迎えているからであろう。少なくとも政治サイトでこれだけ執拗に道路特定財源の暫定税率問題を取り上げてきたものはないと思う。大衆迎合と笑いたい者は笑わば笑え。道路特定財源の暫定税率はわが国の政治が抱える問題点のすべてを含んでいるのである。
改めて論点を述べることは省略させてもらう。永田町徒然草を熟読してきた人たちにとっては、クドくなり過ぎるからである。私はこの間に道路特定財源の暫定税率の存続に言及する物は、目に留まった範囲であるが丁寧に読んできた。しかし、「これには参った」という物にはお目にかかれなかった。世の中の事なら知らないことはないという評論家も、道路特定財源については最低限の知識もなく、平気で暫定税率の存続の正当性を主張していた。私が専門外としていることについても、このようにいい加減なものが多いのかもしれない。これからは評論家のいうことは疑って読むようにしなければならない。
それにしても専門外のことが多すぎる。その中でも政治は誰もが語れることである。また誰もが語ってよい分野である。誰でも政治評論家にはなれる。私は政治の専門家として、この永田町徒然草を書かなければならない思っている。それには永田町徒然草がプロの政治家に読まれても恥ずかしくないこと、願うらくはプロの政治家の参考あるいは指針になることを書くことだと思っている。ぜひプロの政治家から私の見解に対して反論を期待しているのだが、残念ながら(笑)なかなかお目にかかれない。だいいち私の永田町徒然草を読んでいないようである。
読んでいないことはしょうがない。だが自民党にとっても民主党にとっても、私が経験したこと・やったことは参考になる筈である。私は自慢話をしているのではない。経験談を述べているのである。政治家や政党の経験とは、具体的状況を具体的に分析して、ひとつの戦略戦術を選択し必死になって追行したことなのである。自民党のこれからは多事多難である。民主党が政権を獲得するには多くのことがまだまだ足りない。野党に転落した自民党もそうであった。私たちは、自民党を政権に復帰させ、単独で過半数をとった。私はその中心にいた。その経験は現在の自民党にも民主党にも必ず参考になると思うのだが・・・・・。
まぁ、それはどうでもよい。だが歴史に学ぶことは重要なことである。野党に転落した自民党はもっと必死になって学んだ。少しでも自民党に好意を持っている人がいれば、こちらから会いに行った。いろんなことを謙虚に訊いた。みな必死であった。私はその必死さを自民党にも民主党にも感じられないのである。それが現代風なのであろうか。いつもいっているように政権交代はひとつの革命である。革命は必死なものである。“必死でない革命”など聞いたことがない。必死でない革命など、見事な花を咲かすことはできないであろう。
それでは、また。