国民が力をその手にする年
08年01月01日
No.663
新しい年がきた。新しい年は国民が自らを幸せにするため、その力を手にする歳にしなければならない。それは魔法の力などではない。権力という本来国民がもっている力である。自公“合体”体制が簒奪してきた権力は、多くの国民を不幸にした。幸いにしていま富をもつ者も、多くの同胞が貧困と悲嘆のどん底で喘いでいるのでは本当に幸せにはなれない。日本国民は、他人の不幸の上に己の幸せを築くことを潔しとしない。日本国民は、祖国愛と連帯を大切にする民族である。
国民が自らの幸せを摑むために、国家の権力をその手にすることはわが国ではこれまでになかったことである。政権交代は、ひとつの“革命”である。“革命”を成功させるためにはまず愛情が必要である。その愛は、不幸にしていま貧困と悲嘆のどん底で喘いでいる人々に向けられるものでなければならない。情熱も要る。その熱は、破廉恥にして強欲な政党と官僚組織と創価学会を焼き尽く激しいものでなければならない。気高い使命感も必要である。私たちが手にしている人権や民主主義は、多くの先覚者や民衆の命によって贖われてきたものである。私たちは、その命に思いをいたしながら決然と戦う勇気をもたなければならない。
新しい年は、国民が権力を己の手に摑む歳である。年々歳々、月日は巡り来るが、今年は特別の年にしなければならない。国民がちょっと力を合わせて戦えば特別の歳にできるのである。私の魂は昂ぶる。多くの国民の魂も昂ぶっている。この永田町徒然草は、その魂と魂を繋ぎ共鳴させるものである。
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
2008年 元旦白川 勝彦