政治の不条理を糺すのは、選挙しかない。
17年06月30日
No.1916
前号の永田町徒然草No.1915「安倍首相、一寸おかしいぞ!」が、ある掲示板で爆発した。いま考えてみると「おい、一寸変だよ、安倍首相 !」の方が良かったのではないか、という気がする。私が指摘したのは、産経新聞社主催の「正論講演会」での、安倍首相の発言だった。あれは、明らかに政治的錯乱状態にあることを証明する発言だった。
それからというもの、都議会議員選挙の最終盤だというのに、まぁ、出るは出るは!? 政治や選挙を長く見てきた者に言わせれば、まさに、“自爆”そのものである。これは、都議会議員選挙に必ず影響を与えるであろう。安倍首相や官邸が“とんでもない”政権運営をやって来たのも、国会で圧倒的な議席を持っているからだ。国会の不条理を糺すには、選挙で余分な議席を与えないことだ。
国会と都議会は、場面が違う。しかし、あらゆる選挙は連動している。特に、都議会の選挙が国政に与える影響は大きい。正直に言って、自公“合体”政権に代わる受け皿は、まだ都議会議員選挙で形成されていない。しかし、どの選挙区で、誰を勝たせれば次に繋がるのかを考えて、それぞれの有権者が投票する候補を決めるしかない。日曜日の開票結果を、楽しみにしている。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。