石垣が壊れる時…!? 加計学園問題は、“莫大な利益がある政治案件”
17年06月11日
No.1911
実にくだらない事だが、松野文部科学大臣は、「総理と相談して、問題の文書の存否を再調査することにした」と発言した。安倍総理からは、「国民の理解が得られるように、再調査しなさい」と言われたという。これではさすがにもたないと、官邸が判断したからであろう。これは、政権崩壊の始まりである。政権は、こうして崩壊していくのである。
前の、永田町徒然草No.1910「“腹心の友”…? 加計学園問題の核心」で述べたように、安倍首相が、「加計孝太郎氏から獣医学部の新設を頼まれたことなど、一切ない」などと言うことは、土台無理な事なのである。“頼まれていない事”を証明するのは、悪魔の証明だからである。こんな簡単な理屈を知らないのが、現在の官邸・自民党・自公“合体”政権なのである。
加計学園の今治市における獣医学部新設は、加計学園の運営に大きな便宜があるという。単なる友人の頼み事でなく、“莫大な利益がある政治案件”なのだという。読者には、こうした事を良く調べて貰いたい。そうなると、加計学園問題で、官僚や政治家たちが必死になって安倍首相を護ろうとしている理由が、分かってくるのではないか。この10日間くらいの、野党とマスコミの追及を注視しなければならない。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。