“大山鳴動して鼠一匹”かも !?
14年12月15日
No.1723
平成26年12月15日午前2時過ぎ、今回の総選挙で争われた475議席の、すべてが決まった。開票速報が始まってわずか6時間余りだが、この1ヶ月間の解散・総選挙を巡る動きを、国民がどのように捉えて行動したかが、実にクリアに感じられる時間であった。それはまた、ひとつの壮大な合戦が見える、貴重にして緊張した数時間でもあった。
この1ヶ月近く、私はいろいろな角度から、今回の解散・総選挙について論じてきた。日々進行していた政治現象に、私は、非常な危機感をもっていた。そして、警鐘乱打してきた。開票速報を見ていると、私の警鐘は、決して杞憂ではなかったが、多くの国民が、その危険性を見抜き、賢明な判断をした結果が次々と明らかになり、私には、意を強くするものもあった。
マスコミは、安倍・自公"合体"体制の大々的な勝利と報じているが、私は、そんな気がしないのである。意外に、“大山鳴動して鼠一匹”だったのではないかと、私は思っている。安倍・自公"合体"体制側が得たものは意外に小さく、これに反対する側が得たものは、意外に大きかったと思われる。悲観も楽観も、する必要はない。この戦いを通じて明らかになったことを、大切にするのが重要なのだ。
今回の戦いを通じて顕現したことを、幅広く分析し、次の戦いに生かすように考えなければならない。次の戦いに備え、できることから早速、実行しなければならないのだ。それにしても、
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。