安倍首相、初戦は失敗。
14年11月18日
No.1706
今日で10日目を過ぎた大相撲九州場所は、実に盛り上がっている。力士にとっては、一番一番が命懸けの勝負である。勝負の結果で、すべてが決まっていく。今晩は解散に関する安倍首相の会見があるというので、午後5時に自宅に帰った。まず大相撲を見たが、こちらの方はそれなりに見応えがあった。さぁ、これから安倍首相の会見だと思っていたら、午後7時10分頃だという。
会見が始まる前に演壇を見ていたら、左右にシッカリとプロンプターがセットされていた。最近、安倍首相はずいぶん話が上手くなったなぁ、と思っていたが、たぶん、プロンプターに慣れてきたからなのだろう。しかし、一世一代の大勝負にプロンプターはないよ、と思ったが、案の定まずかった。普段は、手慣れた役人が書いているのだろうが、さすがに今回の草稿は、役人が遠慮したのだろう。
誰が書いたのか知らないが、年号の言い方が平成と西暦のゴッチャになっていた。今回の説明は、あと1年後なのか、あと2年半後なのかが肝心なのである。これを分かりやすく言わなければならないのだから、初歩的なミスである。致命的欠陥は、解散の日が“11月21日”ということである。解散は、決断したら間髪を入れずにやらなければならない。これでは間延びも間延びだ。
それに、表情が良くなかった。外遊で疲れていたのであろうが、彼らは好んで解散を“伝家の宝刀”という。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。