リベラルの女神に続け。
14年01月30日
No.1643
吉永小百合さんが、細川都知事候補を推薦している。細川候補のWebサイトに写真が載っているのだから、間違いはないだろう。このニュースを、私は大きな感動をもって受けとめた。『キューポラのある街』からの吉永さんのファンとして、吉永さんの今回の勇気を、私は重く受け止める。「吉永小百合―細川氏推薦」の報は、大きく報道され、リベラル派が雪崩を打って細川支持に集まるのは疑いない。細川陣営にとっては、まさに百万の味方だ。
吉永さんが出演してきた映画は、リベラルなものが多かった。吉永さんは、いつも素晴らしい演技で、その役を演じ切ってきた。吉永小百合はリベラルの象徴となり、リベラルの女神となったのだ。その吉永さんが、映画から抜け出し、「原発即ゼロ=原発再稼働許さじ」の細川陣営に、馳せ参じたのである。今日の政治状況の中で、吉永さんは、細川氏の支援をしなければならないと意を決されたのだ。吉永ファンとして、これほど嬉しいことはないし、それでこそ吉永小百合なのだ。
吉永さんが有名な女優だから、今回の行動が大きいのではない。吉永小百合という、リベラルを体現する女優が細川氏を推薦するのだから、その影響は絶大なのだ。リベラルを自認するすべての人々は、吉永さんに続かなければならない。
今日のとんでもない政治状況の中で立ち上がった吉永小百合さんは、ドラクロアの『民衆を導く自由の女神』の女神、その人である。
最近なぜか、リベラルに人気がある。福島みずほ社民党前党首まで、“リベラルの結集”などと言われると、リベラルを信条とする私など、面映ゆくなる。リベラルは外延は広いので、保守リベラルであろうが革新リベラルであろうが、本当に“リベラル”でさえあれば、細かいことを言うつもりはない。右翼反動の安倍首相が突っ走っている政治状況では、あらゆるリベラルが結集しなければならない。吉永さんの行動は、リベラルの総結集を呼び起こすであろうし、また、そうしなければならない。
それでは、また。